はい!

--『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』は、楽しい気持ちや、ハッピーな気持ちにさせてくれる作品というところから、佐江ちゃんが「幸せを感じるとき」や、「幸せだなと思う状態」について教えて下さい。些細なものでも、大きなものでも構いません。

幸せを感じるとき? あ…、ミュージカルのパンフレットと同じ質問だ。答えがかぶっちゃうかもしれないけど。。

小さな幸せを感じられるようになってきたから、「自分も大人になったのかな」って思うようになりました。

身近にある小さな幸せは、以前の自分にとっては物足りなかったり、当たり前、と思っていたところがあったんです。身近にある幸せよりも、新しい仕事が決まったりすることに対して「幸せ」って、思う気持ちが強かったんです。

もちろん今も、新しい仕事が決まったり、ステージに立てる、そして、目の前にお客さんがいることは、幸せなことです。実際に今も、そういう日が間近に迫っていると思うだけで、本当に楽しみだったりするんです。

でも、コロナがあったことや、自分自身も大人になったからか、最近は些細な事にも「幸せだな」って、思えるようになりました。

特に、家族に対してそう感じるかな。

母が、朝ごはんを作ってくれたりすることとか。パンを焼いて、目玉焼きを添えただけの、本当にシンプルな朝ごはんなんです。だけど、「朝ごはんを、朝に食べられる」。それだけでも、最近は「幸せだな」って思うんです。

稽古中の生活のルーティンは、朝7時頃に起きて、午前中に稽古が始まっていたんです。いつもなら、稽古は午後からだったりするので、朝ごはんは朝昼兼用で、家では食べなかったり、食べたとしても、朝ごはんらしいものは食べていなくて。

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