わかります! でも、それを言ったら私は「絵じゃない派」で、完全に「細かく記憶する派」なんです。
台本の覚え方で言うと、役者さんによっては、「覚える部分をカメラで“パシャッ”って撮るように記憶する」っていう人もいるんですが、私はそれができなくて。とにかく書かなければ覚えられないんです。
--そういえば、佐江ちゃんの「台本の覚え方」については、これまで聞いたことがなかったですね。ミュージカルや舞台の公演期間は、それ以外のお仕事も挟みながら、台詞を覚えている必要がありますよね。忘れてしまわないのか、常々聞いてみたいと思っていたんです。
台詞を覚えるという点では、稽古が一定期間あるミュージカルや舞台の方が、自分には向いているのかなと思います。
“映像の作品に出たい”ってずっと思っていますが、テレビや映画だと、台本がいつ上がってくるか分からなかったり、前日や当日の急な台詞変更だったりに、対応できるかといったら、“無理かもしれない”って、最近思い始めていて…(汗)
でもそれは、私の「記憶の仕方」に問題があるのかも。「覚えるコツ」のようなものがあるんでしょうね。短期間で台詞を覚えなければいけない環境に身を置くようになれば、覚えも早くなるのかもしれないですが、まだそういう環境にないので…。
私が難しく考え過ぎているのかもしれません。経験としては、時間をかけて作っていく作品の方が多いので、慣れているがゆえに、“この覚え方の方が自分に向いている”と思っているだけなのかもしれません。
--佐江ちゃんの「書いて覚える」というのは、具体的にどういう作業をするのですか?
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