[第54回]宮澤佐江「嘘に嘘を重ねて生きていたら、それはもう自分ではない」2021年、かつてない「達成感」を得られた理由とあの"言葉"（3/6） - 宮澤佐江「ミラチャイ☆」連載

「人間として、変わることができた1年だった」と、笑顔で話す佐江ちゃん。「良い加減」を心がけた今年、かつてない「達成感」を得られた理由とは? そして今いちばん伝えたいこととは? クリスマス・イブに贈る、2021年ラストの「ミラチャイ☆」です。

そうですね。意識しているし実際にそうしているし、これからも続けていきたいです。

もちろん、仕事は生半可な気持ちではやっていないですが、「良い加減」を意識し続けたことで、心に「余裕」を持てた気がします。外部の声を気にしなくなりました。生きやすくなったとも感じています。

－－職業柄、外部の声を気にしようと思えば、果てしなく気になるのではと思います。

そうですね。私の性質は根本的にネガティブ。気にしてしまうタイプなんです。スイッチを入れたら、いつでもネガティブに戻れる。なので、戻らないように今後も調整していきたいです。

－－ネガティブにスイッチが入りそうになったときに、「こんなことをして切り替えている」ということはありますか?

めちゃくちゃ「呪文」を唱えてます。「呪文」です。2度言っちゃうくらい、本当にそうしてます（笑）

「いいの、いいの。“良い加減”にしよう」

「誰も気にしてない。誰も見てない、私のことなんて」

「大丈夫、大丈夫!」

って、ずっと心の中で唱えたり、声に出したりしています。

－－「良い加減」は、佐江ちゃんが今年の始めの頃に、心がけたいと言っていたことでもありますし、有言実行できましたね。

有言実行しましたね。やっぱり真面目だなぁ、私って（笑）

私は熱しやすく冷めやすい性格で、今日言ったことと、3日前に言ったことが、全然違うこともあるんです。気も変わりやすいので、基本的に、年初に立てる目標は多くて2、3個までにしています。

今年、特に意識していたのは「良い加減」だったけれど、人によっては、たくさん目標を立てて、年末に答え合わせするのも、それはそれで楽しいと思います。なので、来年は年初に5項目くらい目標を立てようかな。

－－「目標に掲げたけど実現できない」というよりは、1、2個でも十分だと思うんです。身近な項目の方が達成感にも繋がりやすいと思います。