心の中にある忘れられない出会い
――多感な高校生が、出会いによって変化していく様を演じられるわけですが、皆さんにとって思い出に残る出会いとは? 思いついた方からどうぞ!
生田 私はやっぱり、乃木坂46というグループですね。入る前の私は、周りから「血の通ってないロボットみたい」と言われるくらい(笑)、感情が表に出ないタイプで。でもたくさんの人と接する中で人が好きになったし、感情が豊かな子たちが集まっていたので、それを分けてもらった感じがしています。
小関 僕は中学生の時、YouTubeで色んな検索をする中で出会ったスティービー・ワンダー。声にも歌う姿にも衝撃を受けて、ひたすら観ていたのでだいぶ影響されましたし、今でも僕の根底にある音楽だなと思います。
唯月 私は、これっていうエピソードがあるわけではないのですが、今がちょうど変化の時だと思っていて。今までは人に対して、無意識のうちに壁を作っていたんですが、25歳という節目の年齢を迎えて、もっと人と関わっていこうと思い始めています。
小関 (小声で話していた木村と水田に)何ボソボソ打ち合わせしてるの?
水田 いや、3人ともめっちゃいい話やなって。それ以上の話が出てこない(笑)。
小関 あはは! 先に言っておいて良かった~。
水田 あ、でも僕ありました!
生田 先行った(笑)!
唯月 達成さんがトリ決定だ~(笑)。
水田 僕も引っ込み思案だったんですけど、20代前半で初めてニューヨークに行った時、街中を歩いてる全員が自己アピールしてるのを目の当たりにして、自分が透明人間みたいな気になって。
「俺はここに生きてるんだ!」って吠えたくなって、泊まってたマンションの掃除のおじさんにいきなりHey!ってハイタッチしたんですよ。その瞬間、「俺は変わったな」と(笑)。
小関 素敵な話!
唯月 本当、映画みたい。
木村 いい話な上にユーモアまであって、僕はますますやりづらいっていう(笑)。そうだな……思い出に残る出会いは、今までやってきた作品や役すべて。役を通じて学ぶことがたくさんあって、作品が終わるごとに、自分の人格も変化してきた気がします。でもそうやってやってきたことで、本来の自分が何者か分からなくなってるところがあって。
だから今の目標は、どんな作品をやりたいとかより、「友達100人作りたい」(笑)。今回も皆さんと友達になって、それこそ「カラフルな世界」を見つけていければと思います。以上です!
水田 素晴らしい! いいトリだったよ(笑)。