「四月が来ると思い出す」作品になるように

左から、水田航生、木村達成、生田絵梨花、小関裕太、唯月ふうか 撮影/杉映貴子

――マンガを原作に、アニメや実写映画にもなっている『四月は君の嘘』。皆さんが思うミュージカル版の見どころと意気込みの程を、またクロストークでお願いします!

生田 大きな見どころは、コンクールのシーン。クラシックの曲を弾いてるところから始まって歌に移行するから、楽曲としても面白いし、どんな演出がつくのか私たちも楽しみだよね。

一同 うんうん。

小関 しかも、舞台ってやっぱり生だから。コンクールの緊張感とか臨場感が、アニメや映画以上に伝わるのかなって思います。

木村 あとは、公生の見てる景色がカラフルに色づいてく過程が、セットとか照明でどう表現されるか。もちろんお芝居と歌で表す部分もたくさんあると思うけど、視覚的にどうなるのか、僕自身ワクワクしてるし、見どころにもなってくる気がしますね。

唯月 私はアルバム収録をした時の、皆さんの前のめりな姿勢が印象に残っていて。部活みたいな空気感があったので、きっと舞台も、その熱量が肌で感じられるものになると思います。

水田 そうだね。観てくださる皆さんにカラフルな青春を届けられるように、健康面や感染対策に気を配って、千秋楽まで駆け抜けたいと思います!

生田 私も同じ気持ちです。今って、色々な我慢を皆さん強いられていると思うんですが、劇場の中だけはカラフルに。お客さんと一緒に思いっきり青春して、「明日を頑張って生きよう!」と思えるエネルギーを共有できたらと思います。

左から、水田航生、木村達成、生田絵梨花、小関裕太、唯月ふうか 撮影/杉映貴子

木村 僕は、台詞にある「四月が来ると思い出す」という言葉を、来年の春、お客さんに思い出してもらえるような作品にしたいですね。

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水田 いいこと言うね! じゃ、次ふうかちゃん。最後は小関君がバシっと締めてくれるから(笑)。

唯月 はい(笑)。高校生とか学生さんって、とにかくなんでも一生懸命なので、私たちも一生懸命泣いたり笑ったり壁にぶち当たったりしたいなって。溜めてきた2年分のエネルギーを放出して、お客さんに何か感じ取ってもらえたら嬉しいです。

水田 いやあ、いい流れが来てるね~!

小関 怖い怖い(笑)! そうだな……僕は原作を読んだ時、もがきながら前に進む公生の姿に、背中を押してもらったような気がしていて。僕自身がすごく感動した作品なので、お客様にとっても、前へ一歩踏み出すきっかけになったら嬉しいなって思います。…締められてました(笑)?

一同 完璧です(拍手)!