嫉妬するところはかわいいなって思う

撮影/小嶋文子

――佐藤さんは本作への出演に関して、lol-エルオーエル-のメンバーから何か声をかけられましたか。

佐藤:「早くキスシーンを見せろ」って言われました(笑)。

曽田:えーっ(笑)。

佐藤:それで何話であるかを教えたら「何で言うの!」って言われて。こっちからしたら「お前が聞いたんだろう」って話なんですけど(笑)

――(笑)。お互いにグループ以外の活動も報告しているんですね。

佐藤:ものによりますけどね。やっぱり映像作品は気にしやすいというか、観ていて自分も入り込めたりするじゃないですか。だからそういうのはわりと話していますね。

撮影/小嶋文子

――お二人は幸多と直哉の恋愛に関してはどんな感想を持ちましたか。

曽田:幸多にとって直哉は不幸続きで誰かにすがりたい、と思っていた時にやっと見つけた人なので、たぶん、僕も同じ立場だったら幸多みたいに勘違いだとしても付き合うかな、って思いますね。

勘違いを正して一緒にいられなくなるくらいなら、付き合って幸運というか、不幸ではない毎日を選ぶかな、と。

――でもその勘違いされていることが、徐々に幸多は苦しくなっていきますよね。

曽田:あの時はもう罪悪感でいっぱいだったんだと思います。自分が不幸になっても、直哉を騙せないって思ったんでしょうね。あんなにやさしくしてくれたら、申し訳なくなりますよ。他にもいろんな感情があったとは思いますけど。

僕もあんな状況になったらさすがに告白してしまうと思います。最後まで騙し通すとかはできないんじゃないかな。

撮影/小嶋文子

――佐藤さんは?

佐藤:僕は直哉と一緒で犬顔が好きです(笑)。

曽田:そうなんですか(笑)

佐藤:(笑)。いや、そこも一緒なんだけど、直哉が嫉妬するところはかわいいなって思うし、わかるな、とも思いますね。

――佐藤さんも直哉みたいに嫉妬するんですね(笑)。直哉はその嫉妬心を隠そうとしていますけど。

佐藤:僕はむしろ見せます(笑)。というか直哉も隠しきれていないので、結果的には一緒だと思います。