意外にも連続ドラマ初主演! チャン・ツィイーの魅力を全方位に堪能
世界的な知名度を持つ女優・チャン・ツィイーだが、意外なことに実はこれが連続ドラマ初主演。ご存じのように彼女は、中央戯劇学院表演系(演技科)在学中にチャン・イーモウ監督の『初恋のきた道』(’99年)のヒロインに抜擢され映画デビューすると、その後はアン・リーやウォン・カーワイをはじめ国内外の巨匠作品に出演し、世界的な名声をほしいままにしてきた。
ところが、彼女は中国の女優としては珍しく、ほぼ映画のみに出演し続けてきたため、中国のテレビドラマファンにはやや遠い存在だった。本作は、そんな彼女が満を持しての連続ドラマ初主演ということで早くから注目を集め、放送が始まると、上映時間が2時間程度の映画作品ではなかなか見られない、彼女の全方位的な魅力が楽しめると話題になった。
巨額の製作費投じ、国際的一流スタッフが作り上げたスペクタクルな映像や華麗な衣装
チャン・ツィイー主演作だけに、投資やスタッフも半端ではない。製作期間4年、制作費170億円の超大作には世界的一流のスタッフが集結し、サッカー場級の大きさを持つセットをいくつもつくり、砂漠地域に城郭を建設して撮影に臨んだ。
監督はチャン・ツィイー主演映画『ジャスミンの花開く』(’04年)でも監督を務めたホウ・ヨン。ウォン・カーワイ監督映画『グランドマスター』などで知られるフランスのフィリップ・ル・スールが撮影監督を務め、同じく『グランドマスター』でアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされたウィリアム・チャンがデザインを担当している。「映画並みのクオリティー」と評判になった映像や衣装は、ぜひ大画面で楽しみたい。