3．ひどいクマには漢方で内側からのアプローチもおすすめ
目の下にできたクマを改善するには、部分的なケアが重要です。からだの内側からの根本改善したい場合は、漢方薬もおすすめです。
クマは、色素沈着以外にも、ホルモンバランスの乱れやストレス、睡眠不足などによる目の下の血行不良、肌のハリの低下が原因になっていると考えられます。
クマの改善には、「目の周りの血行をよくして青クマを改善する」「肌の新陳代謝をよくしてハリを改善する」「ホルモンバランスの乱れを整えて、加齢によるクマを軽減する」「自律神経を整えてストレスを緩和し、睡眠の質を改善する」などの働きを持つ生薬を含む漢方薬のなかから、状態に応じて選びます。
漢方薬は根本からの改善を得意としているので、目の下のクマが起きにくい体質を手に入れられるでしょう。
目の下のクマにおすすめの漢方薬
・桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）
滞った「血（けつ）」の巡りをよくすることで、血行不良による不調や色素沈着などを改善する漢方薬です。
・当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）
「血（けつ）」の不足を補い、血行をよくして水分代謝を整えることで女性特有の不調を改善する漢方薬です。
目の下にクマができる原因は人によって異なります。血行をよくすることは大切ですが、体質によって使用する漢方薬が異なるため、自分で選ぶのは大変です。
漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては好ましくない作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。
4．毎日の生活習慣の見直しでクマ予防！
クマは、血行不良や冷え性が原因となっていることもあります。軽い運動やストレッチなどを毎日継続して血液の循環をよくすることや、ストレスをためないように、良質な睡眠をとることなどの積み重ねが大切だといえます。
食事、睡眠、生活習慣などをもう一度見直すことが、美しさを継続させる秘訣です。涙袋は「フェロモンタンク」とも呼ばれるほど魅力的なものです。クマがなく、きれいな涙袋のある顔になり、自信を持って過ごしましょう。
■この記事を書いた人
薬剤師：相田 彩
昭和薬科大学薬学科卒業。総合リハビリテーション病院、精神科専門病院、調剤薬局に勤務するなかで、漢方薬が使用される症例の多さと、体質や症状に適した漢方を使用することの重要性を実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。
