「保育園に通っているとき、息子はサッカークラブに加入していました。
顧問の男性が夫の知り合いで声をかけてくださり、その流れで入会しました。
指導は私が見る限り丁寧だし、ほかの子たちはみんな楽しそうにやっているように思えたのですが、息子には合わなかったです。
サッカー自体は息子も好きで公園でも友達とよくやっているのですが、クラブでは先生がいてあれこれと口出しをされるのが嫌だったようで、プレイを注意されると、ふてくされたように隅っこに座り込んでしまうことがよくありました。
『先生は怒っているわけじゃないよ』『あなたが良くなるための注意だよ』と説明しても、6歳の息子にはなかなか理解しづらかったのか、そのうち『サッカーやめたい』と言い出して。
親から見れば良い先生だけど、子どもの『楽しみたい』気持ちはまた別なのですよね。
入る前にクラブがどんな場所か、いつもの遊びとは違うことをきちんと説明しておけばよかったです。
遊びの延長で入会した息子には顧問がいるクラブはまだ早かったかもしれず、事情を話して退会。息子はまた公園で友達と楽しくサッカーをするようになり、ほっとしました。
子どもの好きな分野の習い事でも、最初にそこでどんな過ごし方をするかはしっかりと話しておいたほうがいいと思います」(38歳/サービス業)
子どもは遊びと思っていたのに、いざ入ってみたら想像と違う状況で戸惑ってしまい、やる気まで失ってしまうのは悲しいですよね。
入会する前にそこがどんな場所であるかはきちんと説明するのが正解で、子どもの心構えを尊重することも習い事では重要です。
せっかくの「好き」を親が潰してしまわないためにも、クラブを考えたときは子どもの気持ちを確認するのが最初といえます。