ユルいコラボと思ったら大間違い！『DC スーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』はキレッキレの爆笑社会派映画だった（1/2）

「アメコミ×鷹の爪団」の異次元コラボ、実際どうなの？忖度ゼロの4コマ漫画レビュー！

あの「鷹の爪団」が「ジャスティス・リーグ」とコラボ

アメコミ映画乱立時代の昨今。あれもこれもスーパーヒーローでわけわかめ！「バットマン」や「スーパーマン」は「アベンジャーズ」には入らないの？「ジャスティス・リーグ」って何じゃそりゃ？って方もいらっしゃると思います。

念の為ご説明しておくと、アメコミ映画は出版社の違いで大きくふたつ、「DC」と「マーベル」に分かれていまして、バットマンがいるジャスティス・リーグはDC、アイアンマンがいるアベンジャーズはマーベルとなっております。

そのDCの「ジャスティス・リーグ」と、予算が少ないフラッシュアニメでお馴染み「秘密結社鷹の爪」がコラボして映画になってしまうという、この話どっちから振ったの？という困惑のプロジェクトが本作『DC スーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』です。

「鷹の爪団」の秘密兵器を奪取しようと、ジョーカー、ペンギン、ハーレイ・クインの悪党一味が日本上陸。当然、ジャスティス・リーグも奴らを追いかけ日本へ。いつものように必殺アクションで悪党を追い詰めるヒーローたち。

が！しかし！ここは、超低予算アニメ・鷹の爪団の世界。ド派手なアクションを繰り出すとバジェット（予算）ゲージがみるみる蒸発、ヒーローたちは作画崩壊でキャラまで崩壊！

頼みの綱は億万長者ヒーロー・バットマン（声：山田孝之）しかいない！しかしバットマンは正義の方向性の違いからジャスティス・リーグを脱退し、ひとりで情操教育アニメを制作していた――。

バットマンのめんどくさい性格を変えるべくタイムマシーンで過去へ飛ぶ鷹の爪団。果たして、鷹の爪団とジャスティス・リーグはバットマンを説得し、ジョーカー一味を倒すことができるのか！