一緒にいて楽な僕ら。実は似たもの同士です!
──吉沢さんと山田さんは、いろんなインタビューを見ていると、尊敬しあっていて、とても仲良しに感じます。改めて、お互いの一番好きなところってどこですか? いいなーと思うところを教えてください。
吉沢 一番好きなところ!? いいなって思うところ!? なんでしょうね……ある?
山田 あるでしょ。ないの!?
吉沢 いや、あるよ(笑)。
山田 僕から言います。吉沢亮は熱そうに見えないのに、めちゃくちゃお芝居に対しては熱くて、人一倍考えている人です。本当にいいワードが見つかったなと思うんですけど、“バケモノ”っていうか。
──人外のもの!?
山田 『血のハロウィン編』の『運命』公開時のインタビューでも言ったんですが、お芝居のバケモノというか……。誰よりもこう、目を凝らして、自分を見る目も周りを見る目も厳しいんです。だから「この人の前では手を抜けない」ってたくみっちが言っていたけど、本当にそう。本気でぶつからないと「なんだ、そんなものなの?」って思われそう。
吉沢 (笑)。
──ある意味男同士の喧嘩というか。
山田 そうそう、その厳しさはあるかなって。それが良さなんです。
──ご本人だけじゃなく、周りの演技力も引き上げるような。
山田 そうそう!
──プレッシャーをすごく与えてくるワケではなく?
山田 そういうことじゃないんです。逆に吉沢亮を動かしたいって思わせる力があるんですよ、お芝居で。
──吉沢さんはいかがですか、山田さんのこと。
吉沢 素敵ですよ~。
一同 (笑)。
吉沢 お芝居っていうところで言うと、僕と山田裕貴は歩みが似ているなって思っています。なので感じていることや、現場での居住まいとか、似てるんじゃないかなって。一緒にいると安心感というか、居やすいです。
──確かにおふたり、空気感が似ています。
吉沢 そうそう。
──山田さんも似ていると感じますか?
山田 なんか……頑張らなくていいやって感じます。
──お芝居では頑張るけど、プライベートでは頑張らなくていいご関係。
山田 そうそう。
──最近、相手に対して面白いなあとか、びっくりしたなっていうエピソードはありますか?
山田 最近じゃないんですけど、1回飲みに行った日があったんですが、店員さんがSUPER BEAVERさんの『ひとりで生きていたならば』を歌ってくれて。それを聞きながら、2人でちょっと泣きそうになっていたのは面白かった。
吉沢 あれは面白かったね。確かに。あとは、15,6歳くらいの男の子で、役者目指しているっていう子と会ったんだけど。
山田 役者は華やかな世界だけを歩いているんじゃないよ、自分を律して真面目にならなきゃいけないんだよっていうお話をして。
吉沢 2人で一緒に話したんですが、それが本当にしっくりきて。
山田 結局、僕らはキャリアの歩き方が一緒だよなって、さっき亮が言った“歩みが一緒”だよなって思いました。
──マイキーとドラケンがそんなに息ピッタリなんて、ファンとしては嬉しいというか、納得というか。貴重なお話をありがとうございました!
取材:藤坂美樹 構成:中尾巴
作品情報
映画『東京リベンジャーズ2-血のハロウィン編 決戦』6月30日(金)公開
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