次に向かったのは「煙体験コーナー」。フードコートで火災が発生したという設定で、煙から避難する体験をします。
インストラクターから注意点がありました。緑色の誘導灯を確認しながら避難すること。膝をつかずにかがんで歩くこと。右手で壁を触り、熱くないかどうかを手探りで確認しつつ、避難することなどです。
なぜ膝をついてはいけないのでしょうか。
インストラクター「火災でガラスなどの破片が床に落ちているかもしれないから。消防隊員も膝をつかずに行動します」
火災で真っ暗になることもあるので、小さな懐中電灯を身に着けておくと安心だと教えてもらいました。
「キーホルダーの小型懐中電灯(百均で購入可能)を携帯しましょう。子どもはランドセルに付けておくと便利です」とインストラクター。
ホテルや旅館などに宿泊する場合は、非常口や誘導灯を確認しようという説明もありました。
完全防備で大型台風を疑似体験
台風時、漁港などで実況中継をしているニュースキャスターをTVで見ることがあります。
「暴風雨体験コーナー」では、台風時のニュースキャスター的な疑似体験ができます。
カバーをセットした長靴に履き替え、雨合羽を着て体験室に入室。
子どもは、1時間に30ミリの雨を体験。その後、瞬間風速10メートルの風が吹き荒れます。
大人は、1時間に50ミリの雨を体験します。
雨が止んだ後、夜の海辺の設定で瞬間風速30メートルの暴風におそわれます。
手すりにつかまっていないと立っていられないぐらいでした。
台風時、海岸線や河川に近づくことがいかに危険かを身を以て知ることができました。