私のことを覚えていてくれてうれしい
――私たちはコロナ禍の3年を過ごしましたが、21世紀を生きる私たちにこんなことが起きるなんて想像もできなかったじゃないですか。
それに、最近はニュースを見るのが怖くなるほど、私たちの想像を超える事件が起こって、それが日常の恐怖になっている。
インターネットで殺人予告をしたり、突然、何の関係もない通りがかりの人に切りかかったり、銃を向けたり、以前にはなかった事件が最近起こっていることが怖いですね。
――久しぶりの演技でしたが、演じるためのウォーミングアップは何かされましたか?
日本ではこの映画でとても久しぶりにご挨拶することになりましたが、韓国では特に休むことなくずっとバラエティ番組やドラマ、CMなどにも出ていました。
先日、『ブラックペアン シーズン2』というドラマに出て、日本にもご挨拶に来たのですが、変わらず私のことを覚えていてくださって、歓迎してくださって、とても感動しました。
作品については常に心を開いていますし、やるからには一生懸命やらなければいけないといつも思っています。
――『ブラックペアン シーズン2』では、インターンドクターの息子がいる役柄でしたが、若々しいチェ・ジウさんにはちょっと息子が大きすぎると思いませんでしたか?
息子がたぶん20代ぐらい?の設定だったと思いますが、そこまで考えてなかったですね。
私自身、そんなにもう若くないので(笑)、実際、早く結婚した私の友人たちは高校生の子どもがいたりもします。
私にももう子どもがいますので、時の流れとともに役柄も変わって当然。
若い時に溌剌とさわやかな初恋を純粋に演じていたとすれば、今はもう母親役を演じるのが自然なことだと思います。
身近な出会いの裏に潜む予測不可能な恐怖を綴った新時代の体験型スリラー『ニューノーマル』は全国大ヒット上映中。