3: ひとりが大好物

「仕事でも活躍していて、料理が好きで、いい人。そんな42歳と出会って、いいなと思っていたんですが、恋愛がまったく進まないんです……。

彼も私のことを気に入ってくれたみたいですが、なかなか会えないというか。

会えても3週間に1回くらいなんです。会うのは主に土日で、平日夜はジム、土日はたいてい趣味の観劇やアートの展覧会に行くとかで。

ご一緒してもいいですかと聞くと、『ごめん。観劇や展覧会はひとりで行くことにしてるんだ』と断られました(笑)。

趣味を誰かと共有したい、というのがないんでしょうね。でも、会うとそこそこ楽しい時間を過ごせるんです。

結婚したいし絶対に子どもも欲しいとは言っていたけど、ひとりの時間を頑なに守ろうとしすぎる彼みたいな人は、結婚は厳しいんじゃないかと思います」(26歳/サービス)

寂しがり屋すぎる相手も大変ですが、ひとりが好きすぎる相手だと、恋愛・結婚をする上でこちらが寂しさ、物足りなさを感じてしまいますよね。

付き合うのが困難な相手、といえます。

4: 会話のなかで反論が多い

「友人に紹介されて会った30代後半の男性。初対面は『爽やかで良さそうな人だなぁ』という印象。でも話をするうちに『無理』と感じるように……。

たとえば、私がこの前ひとりでタイ旅行に行った話をしたんですね。

すると彼は『ひとりで? 俺なら寂しくて無理かも』と言うんです。『タイ料理、美味しいですよね』と言うと、『タイ料理もいいけど、ベトナム料理のほうが美味しくない?』と自分の好みを押し付けてきて…。

何を言ってもやわらかく微笑みながら反論してくるというか、対抗してくるというか、彼は何と戦いたいのか……という感じの2時間でした。

結婚したいし、子どもも欲しい、と言っていましたが、反論が多すぎる彼には無理なのではと、お節介ながら思いました」(32歳/金融)

ふわっとした感じで、ちょっと攻撃的な発言をしてくる、実は一番厄介かもしれません。本人に悪気がなく、ナチュラルに言っているのも微妙な感じ。

「結婚したい」と口にしていても、結婚から遠のいている男性。

出会いがあってもチャンスを得られずに過ごしているのには、それなりの原因があるのだと思われます。

とはいえこちらはあくまで一例です。気になる男性がこの手のタイプやちょっと「?」と感じるタイプだったら……パートナーとして長く関係を構築できるか、シミュレーションをすることをおすすめします。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。