“全員がセンター”と呼ばれるほどに高いビジュアルを誇る韓国の男性12人組、THE BOYZが11月25日、Zepp TOKYOにて、日本初のワンマンショーケース「BREAK OUT presents ONE -special guest THE BOYZ-」を開催した。
初の単独ショーケース
この日のチケットは「瞬間ほぼソールドアウト」ということもあり、会場は超パンパン。オープニングにはデビュー曲の『Boy』をチョイスし、メンバーとファンのオンリーワンな関係をテーマにキレキレのパフォーマンスを演じれば、ファンも「Boy, Boy」と大きな声援でサポート。ノッケからフロアの興奮もマックスだ。
オープニングの2曲を歌い終えた後は自己紹介を挟んで、サンヨンが「初の単独ショーケースで、すごくドキドキしています。今日は一緒にステージを楽しみましょう」と、ジュヨンが「皆さんにお会いできてワクワクしています」と話し、ファンの期待を高める。
続くトークコーナーではメンバー同士の指差しで部門別NO.1を選出し、ヨンフン&エリック(愛嬌)、ファル(格好良さ)、ジュヨン(カリスマ)が栄冠を掴む。そしてファンから事前に寄せられた質問には一人のメンバーが代表してアンサー。
「休日は何を過ごしますか?」と聞かれたキューは、「寝て、その後、メンバーと一緒に映画を見て、美味しいものを食べて、またゆっくり寝ます」と話し、「今、ハマっている食べもの」という質問には一番の大食漢と評判のニューが「さつまいもポッキー」とニッコリ。「THE BOYZになって一番うれしかったこと」という問いにはハンニョンが「ステージに立つと、皆が心強くて幸せ」と答え、その後、ニューの肩を組んでスマイル。仲の良さを伺わせた。
そしてケビン&ジェイコブによるアコースティック&ちょっと早めのクリスマスステージ(エド・シーランの『Thinking Out Loud』をカバー)、11月29日発売の3rdEP『THE ONLY』のプロモーション映像のスペシャル上映を挟んで、ライブ尽くしの後半戦へ。
「人生最高の日です」
じっくりと歌い繋ぐ『Walkin’In Time』は、後半からは立ち位置を入れ替え、ダンス・パフォーマンスでも魅せる。そして『L.O.U』と『KeePer』はファルを除く11人のパフォーマンスが基本となるが、前者では中盤で合流するファルのシアトリカルなパフォーマンスがアクセントとなり、後者はファルの口笛からスタート。メンバー全員で形作った旅客機でファンをアフリカ、アジア、アメリカを横断する世界一周旅行へと招待し、最後は合流したファルが両手を大きく広げてY字ポーズをとり、ラブリーにフィニッシュ。続く『Right Here』は全員が一丸となってホットに演じ、何度も立ち上がるスモークが会場をよりアツくする。
終盤はメンバーの個性光るテンコ盛りの愛嬌でファンのハートをとろけさせ、フィナーレの『I’m Your Boy』では、それぞれがステージ上で思い思いに自由に歌い、エレガントなダンスも交えてハッピーに幕締め!
ファンへの愛にあふれるイベントとなり、メンバーが最後に語ってくれた「人生最高の日です」「THE BOYZにとっても忘れられない日になると思います」というファン冥利に尽きる言葉で客席は尚も感涙。さらにはファンへの愛を伝えようと、メンバー同士で「皆さん、ほんとに好きです」と言い合うのだが、ラブの強さを証明するように、次第に「ほんとに」の数が増え、最後は「ほんとに」が15乗! その後、マイクをステージに置き、肉声で「以上、THE BOYZでした」と挨拶し、ショーケースの幕を閉じた。
同公演の模様は、12月20日発売の雑誌『韓流ぴあ 1月号』でもレポート! また、2019年1月の『BREAK OUT』にて放送予定。合わせてチェックを!!
(取材・文:きむ・たく)