彰人選手

プロレス以外でのコラボも楽しんでほしい

新生BOYZとしての大会第一弾は10月20日(日)。そこで早速仕掛ける施策のひとつが「全試合にテーマを設ける」ことだといいます。各テーマに基づいて試合にタイトルをつけると、普段プロレスを見ない人にとってもわかりやすいのでは、と彰人選手。

現在決定している対戦カードには、竹下幸之介選手とMAO選手による「MAOイギリス遠征BOYZ的壮行試合」があります。海外遠征に出るMAO選手の壮行試合であることが、このタイトルからはしっかり伝わりますね。

プロレス以外のジャンルとのコラボも彰人選手のアイデアです。同日、代々木公園で行われるファッションフェス「-SHIBUYA FASHION AWARD-BE Vint-Age 2019」に登場するアパレルブランド「ユキヒーロープロレス」とBOYZとのコラボが決定。BOYZ出場選手のうち6名がこちらのショーに出演するのだとか。

「ショーに出演した選手はBOYZの興行に、その洋服を着たまま入場し、その格好で試合をします。以前のBOYZでも入場式では選手がいろいろな格好をしていて、それが見どころのひとつでした。推しレスラーのいつもとは違う顔を見られる瞬間も楽しんでほしいです」

推しレスラーとのツーショットも叶う!?

これまでBOYZを見ていた人のニーズにも応え続けられるよう、いいところは残しつつ、よりいいものへと変えていきたい、と彰人選手は話します。

たとえば、大会終了後にレスラーと観客との集合写真を撮っていたのを、今回からはツーショット撮影できる時間を設けるなど、新たな試みがスタートする予定です。

「レスラーとしてデビューしてこの秋で10年になります。そんな時期に高木社長から突然、BOYZプロデューサーにと指名されました。最初は困惑しましたが『彰人君ならできると思うから』と言われ、それなら前向きにやっていきたいと思ったんです。

僕自身、試合で先輩後輩関わらず『こういうふうにしたほうがいいよ』と提案したり、ときには無茶振りしたり(笑)、裏方的な動きをするのが好きだったりします。会社がそういうところを見て、評価してくれたのかもしれません」

2020年夏以降は1〜2カ月に一度の頻度でBOYZの興行を行うのが目標だとか。気持ちが冷めないうちにまたプロレスを見にきてほしいから、と彰人選手。そう語る目はキラキラしていて、語り口は静かで淡々としているものの、プロデューサーとして皆を引っ張っていくオーラにあふれていました。

【大会名】(Brand new)BOYZ 1-DDT Special edition-
【日時】2019年10月20日(日) 開場15:30 開始16:00
【会場】東京・ベルエポック美容専門学校第2校舎ホール
【席種】全席指定4,000円(当日4,500円)、U-18チケット1,000円(当日のみ・要身分証)
【販売場所】公式チケット購入フォーム、チケットぴあ、ローソンチケット、e+、LINEチケットほか
※女性限定の大会です。

彰人選手
DDTプロレス所属のプロレスラー。新宿歌舞伎町プロレス&スポーツBAR「ドロップキック」の4代目店長。女性限定興行BOYZプロデューサー。趣味はスニーカーとラーメン。スニーカーは月に3〜4足購入し、140足ほど所持している。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。