ほんと、そう! クラス発表みたい。

「えっ! えっ!? 誰がいるんだろう!!」

「い、いるぅーーっ!!」

って。そういう気持ちを味わいたいから、“次のミュージカル、早く決まらないかな”って、思ってる(笑)。もちろん今、ミュージカルにコンスタントに出させてもらっていることも、決して「当たり前」なことじゃないんだけれど。

劇場がどこかよりも、作品が何かよりも、まず“誰と一緒に出られるんだろう”って、ワクワクしてます。そこが一番の、次のお仕事の楽しみかもしれないな(笑)

--もっと、もっと「生」のお芝居の世界で生きたいという、佐江ちゃんのこれからの目標、さらに聞きたいですね。そして、4月でデビュー15年目に入りますね。そんなお話も次回は是非聞きたいです。

はい! デビュー15年目に入るのかぁ。生きてきた年数の半分だ!

--4月は佐江ちゃんの1年のスタートでもありますね。最後に、新しい季節にあたって、ファンの皆さんへ、佐江ちゃんからのエールをお願いできますか?

エール? エールですね。新しい季節、新しい環境…、不安、、、。皆、不安だよね。新学期とか、新社会人とか、4月から環境が変わることに、不安を持っている人は、たくさんいると思います。こういうと、すごく軽く聞こえてしまうかもしれないんだけど、

「“不安”って思ってるのは、今だけだから大丈夫だよ」

って、すごく思うんです。私は、今の環境に自分がいて、いろんな思いを味わって、逆に

「不安って思うことの何が悪いんだろう」

「不安でいいじゃん」

って、思うんです。なぜかというと、「その不安は、絶対に一生続く不安じゃないから」。今の不安を、不安のまま生きていけば、絶対に光は見つかるし、“嫌だな”って思うことの中で生きていても、「嫌だ、嫌だって、思ってていいじゃん」って、すごく思うんです。

だって、嫌なことがあるからこそ、逆に楽しいことを感じられると思うんです。

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