そうですよね。やってみて、それをまた、アーカイブで見ることができたから、この反省ができてるんですよね!

--そうですよ。配信サービスも今、いろんなものが出てきていますから。どういうものがファンに喜んでもらえるのか、今は誰もが試行錯誤している状況だと思います。

本当にそうですね。

--逆にこういう状況があるからこそ、生のライブのよさや、今まで当たり前だと思っていた「生で感動を人に届ける」という、当たり前にできていたことの大切さを感じられるのかなと思います。

やっぱり違いはありますね。生で見るときの、楽器の音とか、体に響いてくる感覚とか。

フェスでドラムの音がドクドク伝わってきたり、ベースの音がキャンキャン響いてきたりとか。

そういう生ならではの感覚っていうのは、 なかなか出すのが難しいなぁ。

--こればっかりは、どんなに技術が進歩してもなかなか難しいかもしれませんね。

そうですね。

--受け取る側の人間はやっぱり生身ですから、画面を通すと伝えるのが難しいこともありそうですね。

でも、それをちゃんと伝えられる人もいるじゃないですか。そう、だからそういう人たちは、本当にプロですよね。

私たちも48グループで、そういうのをやってきていたけど、やっぱりあれだけの人数がいて、やっと成り立っていたものだったんだなぁって思います。

ひとりで立っても、それだけのパワーは伝えられなくて、何十人いるからフレッシュな気持ちだったり、一生懸命さだったりがひとつになって、画面を通しても伝わっていた。

だから、 ああやってファンの人たちが増えてくれて、今でも生き続けているグループなんだろうなぁって思うんです。

今回はまだ、ふたりだけで出せるパワーが少なかったんだろうな。いやぁ、もうだからバンドとか、音楽に携わっている人たちって、プロだなって本当に、本当に思います(汗)

--でも、配信のいいところもありますよ。遠い、近いに関わらず、場所を問わずに参加できますよね。

うん、うん。しかもアーカイブがあると、その日に仕事とかでリアルタイムで見られなくても、同じものを見られる。それがいいところでもあるから、それをどう生かせるか、課題は山積みですね!

--テクニカルな部分はひとまずここまでにして、今回のセットリストや、「さえともエピソード」についても、お話していきましょう!

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