はい、多分声の出し方が違うんだと思う。頭のてっぺんから出す声と、お腹から出す声では、また違うってよく言うんですけど、ともは、「自分が海外に行って学んだときに、それを一番勉強できた」と言っていて。

それをちゃんと修得して帰ってきて、もちろんそのために勉強に行っているんだけど、それをちゃんとやれているのはすごいし、プロ意識が高い人だと思います。

--また、河西さんに聞いたら、「佐江ちゃんは、こんなところがすごい」っていうところも、きっと聞けるんだと思います。

私の?(笑)。ともとは、似てるようで似てないというか。アイドル時代はもしかしたら、私が面倒をみていたようなイメージがあったかもしれないけど、大人になって、今は逆に、私のほうがその愛情をたくさん返してもらえているというか。

誕生日の前日も、一緒にご飯食べてくれたり、そのままともの家に帰ったら、お部屋が装飾してあったり、サプライズがすごくあって。今は立場が逆転して、ほんっとうに私、面倒を見てもらってます(笑)。この1年は特にそれを感じました。

『ウエスト・サイド・ストーリー』の稽古中も、「さえ、せっぱ詰まってない? 大丈夫?」ってLINEをくれて。「ちょっと、キツい…」って言うと、「じゃあ、ご飯食べにおいで」って、ご飯を作って待っていてくれたり。

アイドル時代は、「とも、大丈夫か?」って、私が聞くほうだったんですけど。ここまで逆転しているメンバーは、なかなかいないかも。心友トリオは、たぶん自分の立ち位置がわかっている状況で3人とも成長しているから。

だから、ともとは、他のメンバーに例えられない関係性を感じてます。

--秋元才加ちゃんに続いて、出会いの頃のエピソードも聞いてみたいです。(第19回)

おぉーーっ、出会い!? さかのぼるなぁ(笑)

--はい! それは次回のお楽しみにしましょうか。

はい(笑)

--今回もたくさんのお話ありがとうございました! 次回もよろしくお願いします。

ありがとうございました!

次回の更新は9/25(金)予定です。

撮影:山田大輔 スタイリング: 藤井エヴィ ヘア&メイク:大場聡美

1990年8月13日生まれ。東京都出身。O型。AKB48のメンバーとして活躍。2016年4月1日に旧チームK特別記念公演でグループを卒業。『王家の紋章』、ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』、『TOKYO TRIBE』、ユーミン×帝劇vol.3『朝陽の中で微笑んで』、地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.15『ZEROTOPIA』、『ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season2』などに出演。連載から生まれた書籍「これさえあれば。」が発売中。Official

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