小学校に上がってから
「小学校1年のときから英会話スクールに通わせています。
英語は必須科目だし、いきなり授業で触れるより先に知っておくほうが本人も楽じゃないかなと思っています」(34歳/営業)
「いま中学生のうちの子は、小3から学習塾に行っていました。
学校の授業に遅れないためもあったけど、勉強する習慣を身につけてほしかったですね。
塾の先生が子ども好きなかたで、熱心に寄り添ってくれたおかげで苦手だった算数を嫌がらなくなったのがうれしかったです」(39歳/小売業)
「塾に通わせたいとは思っていたけど、子どもの気持ちを無視したくなかったので小1までは普通に過ごしていました。
算数が苦手とわかり、2年生に上がるタイミングで近所の学習塾に連れていったのですが、復習しながら学校の授業を受けているおかげか以前よりだいぶ理解できるようになりました」(40歳/自営業)
次に多かったのが、小学校に入ってから。
授業が始まると、ついていけなかったり新しい科目が増えたりするので、子どもの苦手をサポートする目的で通わせるという声がよく聞かれました。
つまずきがちな算数や英語など、学校以外で学ぶ場所があると安心ですね。
一方で、「宿題もあるので子どもが勉強漬けになる」と話すママもいて、息抜きする時間を作る、ほかに興味のあるものもやらせるなど、勉強以外のものとバランスをとることも大事だなと思います。
焦らず、子どもの様子を見ながら
学習塾を考えてはいるけど、まだ行かせていないという家庭もあります。
「いま小学3年生ですが、中学受験とか考えていないし、学習塾は中学校に入ってから、子どもの様子を見ながらでもいいかなと思っています」(37歳/営業)
「本人のやる気がないと続かないと思うし、子どもから言ってくれたら行かせようと思っています。
いざ行きたいと言い出したときに悩まないように、ママ友たちに塾の様子を聞いて候補を考えています」(41歳/公務員)
「私が小さいときに無理やり塾に通わされて苦痛だったので、本当に子どもの学力に問題があるとか、本人が行きたいと言い出したら連れていこうと思っています」(32歳/小売業)
無理強いするより、学習塾は本人の意欲に沿って通わせてあげたい。
勉強は進んで学ぼうとする姿勢が大切だからこそ、子どもの意思を尊重することも忘れたくないですね。
焦らず、子どもの様子を見ながら入塾を考えるのも間違っていないといえます。
子どもにとっても時間は有限であり、本人が納得して通うのが理想ではないでしょうか。
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頭を悩ませる子どもの学習塾問題ですが、実際に通わせている家庭の話を聞くと「本人が嫌がったらいつでも辞めさせるつもり」と話すママも多かったです。
誰のための学習塾を考えたら、大切にしたいのはやはり本人の気持ち。
何歳から通わせるにしても、子どもの意思をしっかり汲んであげたいですね。