子どもの言い分を聞かない
親が話したことを子どもがすぐに受け入れると「素直だな」と思いますよね。
でも、それはママやパパが自分の思い通りに子どもをコントロールしているだけかもしれません。
例えば「おもちゃを片づけて」と声をかけたとき、子どもが「まだ遊ぶ」「トイレに行ってから」などと返したとします。
ここで親が聞く耳を持たず「ママが“しまって”と言っているでしょ」と怒り、最終的に「はい」と答えさせるならやり過ぎだと言えます。
そして、言う通りにすると「◯◯ちゃんはいい子だね」と親が褒めるので、子どもは自然と自分の意志を持たなくなってしまいます。
ただ指示待ちをするようになるので、まず子どもの言い分をきちんと聞いて答える形をとってくださいね。
子どもが聞かれていることに親が先に答える
子どもが誰かに質問されているのに、ついママやパパが先に返事をしてしまうことはありませんか。
筆者が保育士をしていた頃、週明けに登園して来た子たちに「お休みは何をしていたの?」と声をかけていました。
すると、子どもが答えるよりも先に「公園に行ったんだよね」「◯◯をしました。楽しかったと思います」など、親が子どもの気持ちを先に代弁するケースが圧倒的に多かったのです。
これでは子どものコミュニケーションの機会を取り上げることになってしまいます。
ちゃんと答えられるか心配でも、子どもが話し出すまでじっと待つことも大切です。
このような場合は、相手から親に話を振られたら答えればいいので、極力口を出さないようにしましょう。
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