現場には「早く合流したかった」
ホラーという点のほか、『カラダ探し』の見どころとなるのは高校生6人の青春が描かれているという部分だ。同年代ばかりの現場はどういったものだったのだろうか。
「郷敦以外は面識がある人だったんです。共演したこともあって、現場はわりとやりやすくて。でも、僕は最初の何日はひきこもりの役だから、一人だったことが多かったんです。部屋にいたり、屋上でひとり寝っ転がっていたり。早くみんなのところに合流したかったですね」
眞栄田との初共演はどうだったのだろうか。
「すごくストイックなイメージがあったし、実際にストイックな人。僕は筋トレとかは全然わからないので、話が合わないんじゃないか、と思っていたんです。でも、話してみたらすごくフランクで『よかった~』って(笑)。
6人でいることもありましたけど、男3人で話すことが多かったですね。郷敦が撮影終わりにジムに行くんですけど、醍醐がそれについていったりしていて。僕も誘われたんですけど、それは断りました(笑)」
作中では6人が少しずつ距離を縮め、友情を深めていく。撮影現場でも、共演者と絆が深まった場面があるか聞くと、「なぞなぞをしたときですね」という意外な答えが返ってきた。
「終盤、アクションシーンの撮影の合間になぞなぞしていました。確か、舞香ちゃんと話をしているときに、僕きっかけで始めたのかな。意外とみんな参加してくれたんですよね。特に郷敦とか興味なさそうだなあ、と思っていたんですけど、『この問題知ってますか?』って出題してくれたり。その時に絆が深まった気がします」