神尾楓珠が怖いと思うもの
神尾自身はホラーについては「苦手ではない」という。そこで、実際に怖い体験、怪奇現象と出会ったことがあるか尋ねると、「めっちゃあります」。それも「どの話がいいかな」と考えるほどに。その中から、一番怖かった話を、ということで訪ねると、予想以上のエピソードが。
「金縛りにはよくあいます。違うホラー作品で、樹海で撮影していたんですけど、深夜に帰宅して、そのまま寝たら金縛りにあって。深夜だったので、眠くて塩をまいたりもせずに寝ちゃったのでそのせいかな、と。金縛りにあった状態のまま、やばい、塩まかなきゃ、と思ったんですけど、塩がある玄関に行くまでにリビングを通っていかなきゃいけない。
でも、絶対にリビングにいるんだ、っていうのがわかって、寝室からも出られなかったんです。そのときは気のせいだ、って言い聞かせて寝ました。でも、多分、その日以降もずっといて。2か月後ぐらいに、急に部屋が広くなった気したので、そのときにいなくなったんだと思います」
何かが見えるわけではないけど、そういったものを大人になってから感じやすくなったという神尾。
「金縛りに合うときや、何か起きそうなときは、だいたい寝る前にわかるんですよ。多分、今寝たら今日かかるだろうなあ、とか」
それだけの恐怖体験をしていたら、他には怖いものはなさそうだ。日常生活の中で恐れを抱いているものがあるか尋ねると「なんだろうな……絶叫系も大丈夫だし、虫も大丈夫。高いところも平気だし……」と無敵な言葉が返ってきた。
自分で対処できないことが怖いとのこと。
「お化け屋敷は無理です、苦手。だってあんなの絶対に驚くに決まってますもん(笑)。あとは、スキーとかスノボは怖いです。なんであんな雪が積もってる坂道を滑るのかがわからない。高校生のときに2回ほど行ったことがあるんですけど、もう無理だと思ってやめました」