撮影/友野雄

公開中の映画『カラダ探し』。コミックスはシリーズ累計発行部数340万部を突破した人気ホラーだ。

主人公・明日香を演じるのは橋本環奈。ある日、少女から「ワタシのカラダ、探して」と言われた明日香。その日の深夜0時。気がつくと、明日香はクラスメイトで幼馴染の高広(眞栄田郷敦)やクラスメイトの留美子(山本舞香)、篤史(神尾楓珠)、翔太(醍醐虎汰朗)、理恵(横田真悠)と学校にいた。

その日から6人は同じ日、7月5日を繰り返すことになる。バラバラになった少女の体を全て探すまで、6人は殺され続ける。

学園を舞台としたホラー作品。6人のうちのひとり・篤史を演じる神尾楓珠に話を聞いた。

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現場での新鮮な体験

撮影/友野雄

「カラダ探し」のループに巻き込まれた6人の高校生はそれぞれ個性豊かだ。クラスの人気者や、オタク気質、ぼっち……。そんなタイプの異なる6人が生きるか死ぬかの戦いを続ける。

自身が演じる清宮篤史に対して、神尾はどのような印象を抱いたのだろうか。

「篤史は映画のオリジナルキャラクターなので、いくらでもやりようがあるな、というふうには思いました。ひきこもりの役なので、孤立している状態から最後、みんなと合流して戦うまでの感情の動きをうまく見せれたらいいな、と思って演じていましたね」

ホラーだからと言って、特別な準備はしなかったと言う神尾。しかし、「カラダ探し」ではほかのホラーと少し違う点がある。それは、何度も“赤い人”に殺されるということ。

「僕の場合、体がバラバラになって死んでいることもあったんです。こうやって撮るんだな、と思いながら、新鮮な気持ちでやっていましたね。ただ、やっぱり死んだときの表情をどうしたらいいんだろうな、というところがあったので、その点については監督やアクション部の方と相談しながらやっていました」