3. “職場なんて教室と同じ”というマインドを持つ
筆者の教育担当は真面目な優等生タイプ。キラキラしたことや楽しいことが大好きな自分とは全てが正反対でした。
最初の面談では「学生時代から、あなたのような派手なタイプが一番苦手で関わりたくなかった」と、痛烈な一撃をお見舞いされたほどです(思い出すだけで胸が痛い)。
良い関係を築きたくて、自分を押し殺して服装や話し方を相手の好みに合わせた時期もありますが、努力が報われることはありませんでした。
そこで辿り着いた秘策が「相手に合わせるのではなく、自分らしく相手を褒めること」でした。
苦手意識のある人や“敵”に褒められた時って、他の人に褒められた時よりも嬉しくありませんか?
筆者も、怖そうなクラスメートが持ち物を褒めてくれた時、何故だか各段に嬉しかった記憶があります。
きっとそれは、教室だろうが職場だろうが同じだと思うんです。“敵”だからこそ、相手を嬉しい気持ちにさせることができる…。
そこで私はあえて少し派手な“自分らしい姿”のまま、相手の魅力を積極的に伝えてみたところ、これが大当たりしました。
仕事内容だけではなく、服装やメイクを少しでも素敵だと思ったらすぐに言葉で伝え、おすすめの旅先を聞き、「リスペクトノート」に書いたことはとことん真似っこ。
そういった日々を過ごしているうちに、上司も「“敵”が私を慕っている...」とこちらに心を開いてくれました。
ギスギスしていた上司から恋バナをされた時は、心の距離がグンと縮まったようで嬉しかったです。
「派手な女子が嫌い」といった背景にも、実は「友達が少なく女子会に憧れている」というコンプレックスや願いがあることもわかり、今では一緒にお洒落なランチのお店に出かけることもあります。
ちなみに言いづらい事がある日はあえてお昼休みに女子会を開催したりします。
なんでも言いやすい雰囲気にしてから伝えると、ダメージが軽くて済みますよ(大事)。
“後輩力”を身に付けて、自分の心を守る
ここまで語ってきましたが、やはり人には相性があるので、上司と素敵な関係が築けないこともあるでしょう。
それに“後輩力”は、周囲の期待に応えるための手段ではなく、自分の心の健康を守るための手段のひとつにすぎません。
しかし、今回ご紹介した「誰かをリスペクトする努力」と「自分を正しく評価してもらうための努力」の先には、新たな景色が広がっているかもしれません。
筆者もまだまだひよっこOLですが、集めてきた知見が読者の皆様にとって“後輩力”を培う力添えになれば幸いです。
みんな、削れるストレスは上手に削って、適当に生きていこう〜!