家計を守る5つの方法
物価高が一時的な事であれば、どうにかなりそうな気もしますが、食費や日用品をずっと節約し続けるには限界があります。
過去の歴史からみても、お金の価値は下がる傾向にあり、長期目線で家計を整えることが大切です。
計画的に貯蓄ができるように、お金の預け先を仕組み化し、上手にやりくりしていきましょう。
1:固定費から改善する
すぐにできる対策としては家計の改善です。家計の中身は、食費や日用品など毎月支払いが変動する「変動費」と、家賃やローンなど決まった支払いの「固定費」の2つに分けられます。
改善をするなら、まずは固定費からがおすすめです。固定費は、一度改善すると長期間継続するため、効果が表れやすいのです。
固定費改善のコツ
●住まい(家賃や住宅ローンなど、収入に見合っているか)
●生命保険(公的保障もふまえて、総合的に入りすぎていないか)
●水道光熱費(電力会社、ガス会社の比較。古い家電の買い替えで電気代の節約などが必要か)
●通信費(スマホや家庭用Wi-Fiなど格安にしたほうが良いのか、家族契約などでまとめるのが良いのか)
●定額サービス(動画配信サービス、サプリメント、スポーツジムなど要らないものはないか)
●ローン(金利は高すぎないか)
●クレジットカードの年会費(ポイント還元率を比較しても有料がいいのか)
など
他と比べてみて総合的にお得かどうか、本当に必要なのかどうか考えてみましょう。
2:収入を増やす
家計の改善だけでは、どうしても限界がある方もいらっしゃるでしょう。もし、今よりも働いて収入を増やせる環境にいるのであれば、世帯収入を増やす努力をしてみるのもいいかもしれません。
収入が増える以外にも、知識の習得につながったりスキルアップになったり、交友関係が広がったりといったメリットがあります。
収入を増やすコツ
●昇進や出世をする
●会社と交渉して年収を上げる
●資格取得で資格手当を貰う
●副業を始める
●起業する
●転職して年収を上げる
●フリマアプリで、不用品やハンドメイド作品の販売
●空いている時間に、アルバイトやパートを始める
など
3:お金の預け先を分ける
インフレに対応していくためには、お金の預け先も分ける必要があります。
ただし、増えるから投資しましょう、分散しましょうと、闇雲におすすめするわけではありません。まずは必要になってくる時期と目的に合わせて、いくら必要なのかを考えて選んでいくことが大切です。
目的によりますが、10年以降に必要になってくる資金に関しては、インフレに対応できるように投資を視野に入れましょう。
お金の預け先の考え方
●日常生活費(メインの普通預金口座)
●生活防衛費(メイン口座とは別の普通預金口座)
●自動車購入費、レジャー費、こどもの教育費など、10年以内に使うお金(定期預金・財形貯蓄・など)
●10年以上先に使う、こどもの教育費(ジュニアNISA・つみたてNISA・米ドル・生命保険など)
●老後の生活資金(iDeCo・つみたてNISA・NISA・ETF・投資信託・REIT・米ドル・変額保険など)