謙遜していたら採用はされない

「言うだけタダ」なのに、どうして多くの人はお金のことを口にするのをためらうんだろう。あと「それほどでもないです〜」って謙遜するよね。

あのね、謙遜すると交渉の場合は立場が弱くなるだけ。自分ができることは自信を持ってはっきりと「できます」と伝えるべきだよ。

あと、面接の時に「●●はできますか?」と尋ねられた時に、できることなのに、あえて「結果はどうなるかわかりませんが、頑張ります」って謙遜しながら言う人もいるんだけど、これもなに? 「できます」だけでいいんだよ。

あなたが企業側の人間だった場合、どちらの返事をした人を採用する? はっきりと「できます」と答えた人をとるのは明らかだよね。

僕が想像するに、意識せずにこの謙遜を口にしてしまう人は自信がないんじゃないかな。自信を持てない人は成功体験を増やすことが大事だと思う。

将来のために子どもにも成功体験の積み重ねを

大人になると「成功を体験するのも難しい」と思うかもしれないけれど、これこそ僕が「漢字の書き取り練習をする」と決めて毎日やったことのような小さなことでいいんだよ。

でもね、僕はこの漢字の書き取りを15年毎日続けたんだ。毎日やることは漢字を10個書きとるという些細なことだけど、これをずっと続けられればスキルがつくのはもちろんだけれど、なによりも続けられたという自信がつくよね。

「今日も決めたことを1個クリアできた」という成功が積み重なれば、僕にはできる!という自信に繋がるんだ。

この成功体験は大人だけではなくて子どもにも大切なこと。

僕は子どもの教育、特に勉強に力を入れているように見えるかもしれないけれど、勉強よりも成功体験を積ませることを重要視している。

娘たちには、将来大学に必ず行ってほしいとも思っていない。自分が好きなことをみつけて、それを追求してほしいと願っている。

自分に自信が持てれば、どんな困難にも立ち向かっていけると思うから。

次女と三女はピアノを習っているのだけれど、毎日練習をすることを伝えている。

ほかに楽しいこともあるし、つい練習するのを忘れてしまうこともあるんだけど、僕は必ずチェックをして「やりましたか? やっていないなら今やってください」という。

そういうサポートをすることで、あなたはやり続ける力を持っているんだよと感じてもらうようにしている。

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