SUPER EIGHTの大倉忠義くんにも観てほしい

©2024「恋を知らない僕たちはー」製作委員会 ©水野美波/集英社

――ご自身の学生時代を振り返って、一番「青春していたな」という瞬間は?

高校3年生の時ですかね。1年後には制服が着れなくなると思ったら、焦りが出てきて。もっと友達と楽しまなきゃって、制服でタピオカを飲みに行ったり。ちょうど、いろんなアプリが流行った時期でもあったので、フィルターを使ってたくさん写真を撮ったりしていました。

あの時にしかない感情もあるなって。一瞬で過ぎていくものですけど、振り返ると濃い思い出がたくさん残っています。

今回の撮影も期間としては1ケ月ぐらいでしたけど、撮影でも、撮影以外の裏側のところでも、いろんな経験をさせてもらって、僕の人生の中での濃い1ページになりました。

――敢えて「この人には観てほしい」という人はいますか。

高校のときの友達とか。自分たちの高校時代にはできなかった甘酸っぱい青春を、その頃の自分と重ね合わせて観てほしい(笑)。

あとは、(SUPER EIGHTの)大倉(忠義)くんにも観てほしいかも。たぶん、少女漫画の実写映画とかは、普段、観ないと思うんですよね。だから、観て、青春という気持ちを思い出してほしいです(笑)。ハマってくれそうな気がするんですよね。それから、ちゃんと「主演やりましたよ」という報告もしたいです。

メンバーは、お互いの主演作を一緒に観るという決まりがあるので、これも一緒に観たんですけど、キュンキュンシーンになるたびに視線を感じました。予告で使われているシーンが近づいてくると、みんなソワソワしてきて、「きゃー!」みたいな(笑)。

他の人がいない状態で観ているので、応援上映みたいになっていました。メンバーの反応は楽しかったですし、自分が共演者、スタッフの方々と一緒に作り上げた作品なので、それを胸を張ってメンバーに見せられたことがうれしかったです。

©2024「恋を知らない僕たちはー」製作委員会 ©水野美波/集英社

――観客の皆さんにはどんなところを楽しみにしてほしいですか。

この作品は6人それぞれの恋の仕方が描かれていて、恋とは? 好きとは? 友情とは?とか、いろんな問題も出てくるし、観る人によってさまざまな感じ方ができると思います。

6人の恋愛を観て、これまで自分がしてきた恋愛を重ねるのもありだし、こういう恋愛をしてみたいなって思ってもらうのもありだし、感じ方は無限大だと思うので、フラットな気持ちで観にきていただけたらと思います。


なにわ男子のメンバーが思わず「きゃー!」と声をあげたという胸キュンシーンを始め、浴衣で花火大会、文化祭でお化け屋敷、クリスマスに学校でライブなど、キラキラとした青春のエピソードが満載! 一方、そんな中で描かれる思い通りにはならない恋心はリアルで、大西さんが言うように「ギャップ」も魅力の映画となっています。ぜひ、劇場でお楽しみください。

作品紹介

映画『恋を知らない僕たちは』
2024年8月23日(金)より全国公開