サンドゥル

韓国出身のボーイズグループB1A4のボーカル、サンドゥルが、日本で初めてとなるソロコンサートを大阪と東京にて開催。6月19日の東京公演直前に、会見を行った。

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ライブ開始1時間半前、集まった多くの報道陣の前に現れたサンドゥルは、礼儀正しく90度のお辞儀。「右、お願いします!」「次はこっち!」というカメラマンたちの声ににこやかに応えていく。

また、質疑応答の前には、サンドゥルの優しさがチラリ。サンドゥルが立っている真下に取材陣がレコーダーを次々と置いていくのを見て、「これ、聞こえますか?」(しゃがんで)「こうやって話しましょうか?」と心配そう。結局、サンドゥルが椅子に掛けた状態で行うことになり、サンドゥルも安心したような表情を見せた。その気遣いに報道陣も感心するばかりだった。

初めて日本でソロコンサートをすることについて、「メンバーと一緒の時には頼ったりもできましたが、1人で2時間の公演をリードできるのか、という心配もありましたし、たくさん頭の中でシミュレーションをしました。ファンの皆さんが楽しめるように、準備をたくさん、一生懸命したんです」と事前のプレッシャーをのぞかせたサンドゥル。しかし、実際に公演をしてみると、「即興もたくさん出たなと思います。練習の時には出なかったバンドとのやりとりがあったり、ステージをフルに活用しようとてみたり、マイクを観客に向けてみたり、ということがありました」と振り返った。

にこやかに対応するサンドゥル

また、観客の反応もうれしかったようで、「静かで感性に訴える曲の時には吐息も聞こえないように聞き入ってくださり、盛り上がる曲の時には盛り上がってくださる。それがすごくありがたいです」と満足げに語った。

会見前には、B1A4のメンバーとSNSでやりとりがあったことも。「SNSで『大阪公演うまくいったよ』と自慢をしたら、『よくやった。東京でもがんばれ』と応援してくれました」とうれしそうに明かしてくれた。

会見終了後、取材スタッフから「顔が小さくなったね」という声が飛ぶと、気づいたサンドゥルは「運動しています!」とニコリ。丁寧な対応に、ほっこりさせられた。

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「期待以上に楽しい時間を作ります。2時間あっという間だった、と思っていただけると思います。1曲も見逃せません」――。

こう、サンドゥルが力強くアピールした公演では、自作曲からドラマOST、日本語曲のカバーまでさまざまな曲を、圧倒的な歌唱テクニックと表現力で歌い上げ、ファンを魅了。ライブコンセプトにもなっていた幸せな響きで、「癒し」と「励まし」を観客に届けた。

今回のライブの好評を受け、7月27日(土)にはメルパルクTOKYOにて追加公演アンコールコンサート「2019 SANDEUL 1st CONCERT in JAPAN ~HIBIKI~ Again」の開催も決定。また極上の歌声を東京に響かせる予定だ。

熱唱するサンドゥル

K-POPライター。90年代に“韓国アイドルの元祖”H.O.Tにはまり、2001年から5年間の韓国留学。留学中に日本で起こった韓流ブームにのり、韓流ライターや韓流番組のMCとして活動。帰国後は、ライター業や翻訳家業を中心に活動。得意分野は、K-POP史と新人K-POPグループの青田買い。

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