ーー初めてのキャンプの場合、服装をどうすればよいのか迷う人が多いと思います。キャンプデビューがしやすい季節(春~秋)の場合、どのような服を何枚数持っていけばいいのでしょうか。
「まだ暑い季節なら、日焼けや虫刺され防止のために薄手の長袖、長ズボンやレギンスをお勧めします。朝晩冷え込むことがあるので、フリースなどの防寒着も持っていると安心です。水遊びができる場所では、水着やラッシュガード、靴の他にウォーターシューズや滑りにくいサンダルをプラス。
枚数は、思い切り遊んで濡れたり汚れたり汗をかいたりできるように、泊数×2枚程度が目安かと思います」
ーー初めてのキャンプの場合、レンタルで済ませても大丈夫なもの、事前に購入できたら自前の方が良いものがあれば教えてください。
「寝袋やマットなどの寝具は、自前のものを用意された方が気持ちよく過ごせるかもしれません。ご自宅のタオルケットやブランケットとレンタルの寝袋を組み合わせると言った使い方もできますので、どんなものを購入したら良いかわからない場合は、まずはレンタルを上手に活用してください! 」
ーーレンタル用品でのキャンプや、バーベキューなどでキャンプに興味を持った場合、最初に購入するテント(家族3~4人を想定)は、どのくらいのレベル(金額や耐久性など)が良いでしょうか
「テント単体では3万~5万円くらいのものが最も人気があり、丁寧に使えば5~6年の使用に十分耐えられる耐久性があります。テントとタープを別々に揃えるか、今回使っていただいたテントとスクリーンタープ一体型の2ルームテントにするかは、好みでお選びください」
ーーキャンプをより楽しくするもの、あったらいいなというものがあれば教えて下さい。
「日本は雨が多いので、たとえ雨予報で無くても雨具は持って行くことをお勧めします。上下セパレ―トタイプのレインスーツと長靴があれば、雨の中の散歩やちょっとした作業など、雨の中で過ごす貴重な時間を楽しむことができると思います。
木があればハンモック、春や秋は焚火台、雨の時にタープの下やテントの中でも楽しめるゲームなどもお勧めです」
おすすめのキャンプ用品
ーーおすすめのキャンプ用品ってありますか?
「テントの中に起毛レジャーシートを敷くと地面からの湿気を抑えてくれて、快適です。お子さんが小さいときはそのままお昼寝にも使えます。ビニール製のレジャーシートと違って肌触りがよく、地面の凹凸も和らげてくれます。
ヘッドライトを持っていると、夕暮れから夜にかけてとても便利です。懐中電灯と違って両手が自由になるので、料理などの作業をしながら必要なところを照らすことができ、足場の悪い場所を歩く時でも安心です。
子どもが大きくなったら、子ども専用の小さなテントをプレゼントしてあげるのもお勧めです。自分の基地を持つことで、積極的にお手伝いしてくれるようになるかもしれません」
いかがでしたでしょうか? キャンプやテント泊の不安は最初はだれでも感じるはず。でも、子どもと一緒に野外で過ごすだけで、小さな虫に気づいたり、ご飯が美味しく感じられたりと、思い出に残るような体験ができます。
この秋こそ、キャンプデビューしてみませんか?
【取材協力】コールマン