グローバルボーイズグループNCT 127が5月17日15時（現地時間）よりオンライン適合型コンサート「Beyond LIVE」にて、「NCT 127 – Beyond the Origin」を開催し、全世界129か国のファンにリアルタイムでパフォーマンスを披露した。
「Beyond LIVE」とは単なるライブの生中継ではなく、そこにAR（拡張現実）を始め、さまざまな映像技術、カメラワークを駆使し、オンラインならではの見どころを備えたもの。ステージは天井以外の背面、両側面、床、前面とぐるりとビジョンで囲まれていて、シーンに応じて映像が切り替わる仕組み。また、会場は無観客ではあるが、メンバーとファンはビデオチャットやコメント機能などを使って交流することができ、オンラインならではの新たなコミュニケーションが可能となる。
SuperM、WayV、NCT DREAMに続き、「Beyond LIVE」4番目の主人公となったNCT 127は、日本を始めアメリカなどを巡った彼らの初ワールドツアー「NEO CITY -The Origin」をオンライン用にアレンジしつつ、最新曲やリクエスト曲なども盛り込んで、新たなプログラムへと再編成。さらに、これまでの「Beyond LIVE」には導入されていなかったマルチアングルも採用し、最新鋭のライブを行った。
開演時間の15時を過ぎ――。オンラインでつながったファンたちを映し出していた映像から、客席がネオングリーンのペンライトの光で埋め尽くされたワールドツアー「NEO CITY -The Origin」の際の会場の情景へと切り替わる。同ツアーでも1曲目を飾っていた『Cherry Bomb』からライブはスタート。スモークの中から、黒のパンツに黒地に金色の刺繍が施されたジャンパーを着たテイル、ジャニー、テヨン、ユウタ、ドヨン、ジェヒョン、ジョンウ、マーク、ヘチャンの9人が現れ、一人ひとりの名前がコールされると、そこにARで名前の文字が浮かび上がる。ピンク色の噴煙が立ち上る映像に囲まれた中で、ARで飛び出す歌詞と息を合わせるようにパフォーマンス。そんなメンバーの姿を至近距離のカメラワークで映し、オフラインでは追いきれなかった細かな動きまで見せる。初っ端から「Beyond LIVE」だからこそ可能になった点が際立つ演出だ。
