『ファーストラヴ』 ©2021「ファーストラヴ」製作委員会

5位『ファーストラヴ』

堤幸彦監督が島本理生の同名小説を北川景子主演で映画化した『ファーストラヴ』は先週4位から5位に。

父親を殺害した女子大生と、その動機や真相に迫ろうとする公認心理士の姿が描かれます。共演は中村倫也、芳根京子、板尾創路ほか。

アナウンサー志望の女子大生・聖山環菜が父親を殺害した。世間を挑発する環菜の言動にマスコミが賑わう中、公認心理士の真壁由紀は彼女と面会を重ねていく。二転三転する環菜の供述に翻弄される由紀だったが、次第に過去の自分と似たものを感じ始めてしまい……

4位『名探偵コナン 緋色の不在証明』

『名探偵コナン 緋色の不在証明』 ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

公開2週目は、土日2日間で動員7万5000人、興収1億1100万円をあげて4位に。

本作は、TVアニメ『名探偵コナン』に登場する謎めいた“赤井一家”に焦点を当てた特別総集編です。江戸川コナンの声を担当する高山みなみによるナレーション収録や、音響も新たに編集されました。

声の出演は、高山みなみ、池田秀一、日高のりこほか。

“黒ずくめの組織”の手により、来葉峠で死亡したとされるFBI捜査官・赤井秀一。一方、彼の宿敵である安室透は、自宅が火事になったことで工藤新一の家に住む沖矢昂と、赤井秀一の関係性を疑っていた。そんな一連の真相には、江戸川コナンが関わっていて……

3位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

公開19週目の『鬼滅の刃』は先週と変わらず3位に。

土日2日間で動員9万5000人、興収1億5100万円をあげており、前週比は動員で+22.7%、興収で+24.7%という好調ぶり。累計では動員2745万人、興収377億円を突破しました。

アニメ最終話に続く舞台“無限列車”で繰り広げられる炭治郎やその仲間たちと鬼の攻防戦を描く本作。TVアニメ版から続投の花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、平川大輔ら豪華声優陣が出演。監督も引き続き、外崎春雄が務めています。

蝶屋敷での修業を終えた炭治郎、善逸、伊之助。彼ら一行は禰豆子を連れ、短期間に40人以上が行方不明になっているという“無限列車”に到着する。そこで、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとり煉獄杏寿郎と合流した炭治郎らは、無限列車に巣くう鬼に立ち向かう。

2位『ライアー×ライアー』

『ライアー×ライアー』 © 2021『ライアー×ライアー』製作委員会

SixTONESの松村北斗と森七菜のダブル主演作は、土日2日間で動員10万9000人、興収1億4500万円を記録して初登場2位にランクインです。

金田一蓮十郎による同名コミックを実写化した本作は、とっさの嘘から始まる三角関係の恋愛模様が描かれます。

共演は小関裕太、堀田真由、七五三掛龍也ほか。監督は『百瀬、こっちを向いて。』の耶雲哉治監督です。

恋愛経験がなく地味な女子大生・湊は、両親の再婚により同居中の義弟・透と仲たがいしていた。そんなある日、彼女は親友に頼まれギャルメイクを施し高校の制服を着て街へ出る。街中で偶然にも透と遭遇した湊は、彼に別人の女子高生“みな”であると嘘をつき……

1位『花束みたいな恋をした』

『花束みたいな恋をした』 ©2021「花束みたいな恋をした」製作委員会

菅田将暉、有村架純ダブル主演のラブストーリー“はな恋”は、土日2日間で動員13万4000人、興収1億8800万円を記録し、公開4週目も首位をキープです。

前週比は動員で-7.4%、興収で-5.6%と大きく落ちることなく、累計では動員131万人、興収17億円を突破しました。

脚本は『カルテット』などこれまで数多くのヒットドラマを手がけてきた坂元裕二、監督は『罪の声』『映画 ビリギャル』の土井裕泰監督。

同じ終電を逃したことから出会った、大学生の山音麦と八谷絹。好きな音楽や映画がほとんど一緒だったふたりは、瞬く間に恋に落ちて付き合い始める。大学を卒業後に同棲を始めたふたりは、環境の移り変わりに左右されないことを目標にしながら就職活動に励む。

全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ 2/20-2/21)

1位『花束みたいな恋をした』
2位『ライアー×ライアー』
3位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
4位『名探偵コナン 緋色の不在証明』
5位『ファーストラヴ』
6位『樹海村』
7位『すばらしき世界』
8位『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』
9位『映画 えんとつ町のプペル』
10位『銀魂 THE FINAL』

今週末は『あのこは貴族』『カポネ』『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』『プレイモービル マーラとチャーリーの大冒険』『リーサル・ストーム』などが封切られます。

『あのこは貴族』 ©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会