とにかく動いてみることで、体と心が急に一致する
左から)松たか子、広瀬すず 撮影/藤田亜弓
――今回の再演は松さんにとって6度目のNODA・MAPです。NODA・MAPに参加するからこその心持ちとは?
松 特に違いはないですが、より頭で考えたり、どうにかまとめようという意識は働かないかもしれません。もちろん厳しい場ではあると思います。
毎回なにかしら、野田さんから課題をもらうような気がするので。それはありがたいことでもあり、再演に当たって脚本に手を入れられているそうなので、また新しい挑戦に参加出来るワクワクもあり。あとはとにかく、なるべく健康な状態で稽古初日を迎える、それに尽きるかもしれません(笑)。
左から)松たか子、広瀬すず 撮影/藤田亜弓
――広瀬さんは舞台ならではの面白さをどんな点に感じられましたか?
広瀬 松さんもおっしゃっていましたが、頭を使わずに、体を動かすことによって温度が上がっていく。イマイチ自分の中で上がらない時でも、とにかく動いてみることでフッと軽くなる。その体と心が急に一致する瞬間は、すごく新鮮で、私にとっては理想的な、楽しい経験でした。今回またあの感覚を味わえるのは、とても嬉しいです。
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