20歳の力を爆発させたい

さくらしめじ 撮影:友野雄

――『辛夷のつぼみ』ということで、おふたりがこれから花開かせたいことをお聞かせください。お話をお聞きしていると、辛夷は開花までに時間がかかるということもあるので、熟成させているものを花開かせたい、などでも。

雅功 そうですね……(少し言い淀んで)、ちょっと先に言って。今、勇気が出なくて。

彪我 えっ、えっ!? ちょっと待って。なんですかね。…………。あー……どうぞ(笑)

雅功 ……8年熟成させているので、そろそろ爆発的には売れたいな、とは思っていますね。

彪我 なるほど、そういうことか。

雅功 もっともっといろんな輪を広げていきたいな、とは思っていますね。ライブに来てくれる人を、さっきの話じゃないですけど、「自分は主人公なんだ」って思ってもらえるようにはやりたいなと思います。やっぱりライブってそういう場所。僕もいろんなアーティストに救われてきた身なんで、そうなりたいな、とは思います。

20歳にもなったんで、ちっちゃい頃に聞いてたあの人たちの年齢にどんどん近づいてるなって思うと、僕もあっち側にもっと行きたい、って。

――大人になったからこそ、できることもありますよね。

雅功 そうですね。『辛夷のつぼみ』を中学生で書けるかって言ったら絶対に書けなかったので。もっと成長して花開かせたいな、とは思います。

彪我 そうですね。今言っていいのかわかんないんですけど、ちょっと遅ぇよって言われるかもしれないんですけど、ちょっと20歳の力を爆発させたいな、って。

雅功 遅いな(笑)。あと3カ月で君21だよ。

彪我 30代も40代もそうだと思うんですけど、体力があり余ってる20代のうちに、今回のお花しのようなライブだったり、もっと違う変わったライブも、やっていきたいです。それに、作詞作曲もやっていく中で、研究して、もっといい曲を作るようにもなっていきたいなと思うので、ハタチの力を。

雅功 あと3カ月(笑)。

彪我 はい、頑張っていきたいと思います!

リリース情報

『辛夷のつぼみ』

2022年7月23日(土) 配信リリース

※配信の詳細は音楽サービス一覧をご確認ください。

『辛夷のつぼみ』配信ジャケット

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さくらしめじ サイン入りポラ

大阪府出身。大学卒業後、フリーランスのライターとして執筆活動を開始。ゲームシナリオのほか、インタビュー、エッセイ、コラム記事などを執筆。たれ耳のうさぎと暮らしている。ライブと本があったら生きていける。