ヨルの弟・ユーリなど主要キャラの魅力にも注目
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原作『SPY×FAMILY』に登場する主要キャラたちも続々と登場。アーニャが入学を目指すイーデン校の教師のヘンリー・ヘンダーソン、〈黄昏〉の上官のシルヴィア・シャーウッドなど、あのキャラがどういうふうに登場するのか?というワクワクもしっかりと楽しませてくれる。
姉・ヨルを溺愛する弟・ユーリ(瀧澤翼)とロイドたちのやりとりは特にコミカルで笑いを誘う。ヨルやロイドの表情、小さな仕草にもぜひ注目しておきたい。
もちろん、ダイナミックなアクションは舞台ならでは空気の動きが感じられ、息を呑む。
人気作のどのエピソードが今回描かれるのかは原作ファンとしても気になるところかと思うが、ひとつ言えるのはロイドとヨル、アーニャが仮初めの家族を作っていく過程がしっかりと描かれているというところだ。
スパイアクション&ホームコメディと新たなジャンルでの物語だが、その背景にあるのはそれぞれの過去。さらに、緊張感の続く東西関係。ポップゆえに忘れてしまいがちな〈黄昏〉とヨルの本業が存在している意味、というものを考えさせられてしまう。
大人が一歩踏み込んで、さまざまな角度から物語を味わえるはずだ。そんな複雑な背景を感じさせながらもしっかりと笑わせ、感動させてくれる物語に仕上がっている。
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Wキャストとなっている本作品は、初日公演ではロイドを森崎ウィン、ヨルを佐々木美玲、ユーリを岡宮来夢が演じた。さらに、アーニャは増田のほか、池村蒼彩、井澤美遥、福地美晴の4人が交互出演の予定だ。それぞれのロイド、ヨルとアーニャがどのような仮初め家族を見せてくれるのかも注目したい。
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