若者のインターネット、こわい

©2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会 ©亜南くじら/講談社

良い大人である私がこの映画を見て実は一番驚いて思ったことが、「若者のインターネット、こわ…」でした。

千輝くんは学校一のモテ男子なので、千輝くんの追っかけをする女子がたくさんいるのですが、その光景はまるでアイドルそのものです。

アイドルといえば、気を付けなければいけないのがスキャンダル。

当然千輝くんは一般の男子高校生なので、好きに恋愛をしていいはずなのですが、真綾以外の女子にはびっくりするくらい塩対応な千輝くんです。

特別視している女の子がいるとバレてしまえば、勘の良い大人のみなさんならわかりますよね。

ネタバレになってしまうのであまり言えないのですが、個人的には胸キュン映画でありながら、若者のネットリテラシーについて鋭く表現しているな、と思いました。

なので年頃のお子さんを持つ親御さんは、この映画を見て、「人には肖像権があること」、「何でもかんでも呟けばいいってもんじゃないこと」、などをお子さんと話し合ってみるのも良いのではないでしょうか。