『back number “in your humor tour 2023”』4月23日(日) 福岡PayPayドーム Photo:佐藤祐介、半田安政
広いアリーナの通路を歩いて移動した後、サブステージではお互い向き合うように座った3人。
「back numberって、きっとこういうバンドなんじゃないかなって。曲を作り始めた時から、誰かに向かって歌っているようでいて、実は曲の主人公のことばっかり考えてるような気がして……最初からあなたに向けて歌っていたかはわからないけど、あなたの人生とクロスした。本当に光栄に思います」。
そんな清水の言葉とともに、アコースティックスタイルで「ヒロイン」「手紙」を披露する3人の姿が、ドームを確かな一体感で包んでいく。
『back number “in your humor tour 2023”』4月23日(日) 福岡PayPayドーム Photo:佐藤祐介、半田安政
「これからも、あなたに関係ある曲しかやりたくない」
「Silent Journey in Tokyo」のクールかつソウルフルなグルーヴから、「ゴールデンアワー」のスクエアな躍動感……といった具合に、ライブ後半はさらに深く『ユーモア』の世界に入り込んでいく。
ライブ定番曲「高嶺の花子さん」に沸き起こった圧巻のクラップとジャンプを「ありがとう! 200万点です!」と清水も絶賛。
「赤い花火」から「黄色」、さらにYouTube総再生数1.9億回以上の名バラード「水平線」、と曲を重ねるごとに、その歌と演奏は濃密な訴求力をもって胸に迫ってくる。
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