意外と普通に自分のキスシーンが見れた(笑)

撮影/稲澤朝博

――本作の見どころの一つでもあるアクションシーンはどうでしたか。

岸くんは本当にすごく瞬発力があって動けるんです。普段、ダンスをやっているからかもしれませんが。

アクションシーンの撮影時に監督と最初にどのくらいのスピード感でやるかを話し合ったんですけど、結構なスピードでやることになって。岸くんはそこに食らいついていける才能があったので、こちらも気負いなくやらせてもらえました。

――竜星さん自身はいかがでしたか。

僕はヒーロー(『獣電戦隊キョウリュウジャー』)をやっていたときの名残があるのか、わりと1回見たら覚えられるんですよね。当時は現場で覚えて、その場で本番をやるみたいな感じだったので。

でも岸くんもすぐに覚えていました。振付と一緒なのかもしれないですね。その瞬発力はアクションだけでなくお芝居にも絶対に必要だと思うので、すごい才能だと思います。

©2023「Gメン」製作委員会 ©小沢としお(秋田書店)2015

――瀬名のアクションシーンは純粋に二枚目でカッコ良かったです。竜星さんのスタイルの良さが際立っていました。

瀬名のアクションは蹴りを重視していました。泥臭くというよりはスマートに。それぞれのキャラクターによってアクションにも違いがあって、そこはアクション監督がいろいろと考えてくださいました。

――クライマックスの大人数でのアクションシーンは、スケジュールの都合上、撮影期間が空いて、久々にキャストの皆さんが再会する現場でもあったそうですね。

そうなんです。そのシーンのアクション練習で久々に会いました。けど、ブランクみたいなものは感じなくて、一度、同級生みたいな関係性になったら、簡単なことでそれが解けることはなかったです。

ただいざ撮影になったら、僕はあのかつらをかぶるじゃないですか。自分の中で「しっくりこないな」と思っていたけど、撮影を続けながら「やっと馴染んできた」「見慣れたし、俺はこれでいける」って思えるようになっていたのがリセットされてしまったので。

また「あれ? これはやっぱりいけないかも」「瀬名に戻れないかも」みたいな感情を抱えながらやっていました(笑)。

撮影/稲澤朝博

――完成作を観て、ストーリーを知っているのに笑ってしまったというようなシーンはありましたか。

笑ってしまったというか、気恥ずかしいかなって思っていたら、意外と普通に観られたのが瀬名とリサがチューをしているところですかね(笑)。自分のキスシーンって大きな画面で見るとちょっと恥ずかしいんですけど、今回は恥ずかしさが全くなかったです。