4.ママのほうを振り返る

遊び始めても、途中で不安になったらママのほうを振り返ります。これは、ママがきちんと見守ってくれているかの確認です。ですから笑顔で「大丈夫よ。ママはここで見ているよ!」と声をかけましょう。

それでも不安になると、ママのもとに戻ってくる場合が多々あります。その場合は、やりなおしましょう。

通ううちに、遊べる時間が5分から10分、20分と増えていくはずです。

5.褒めよう

最初はたとえ5分しか遊べなかったとしても、まずは自ら遊べた事を褒めてあげましょう。子どもは自ら遊べたことを誇らしく思い、「勇気を出してよかった」と思います。そして、次回以降のやる気にもつながります。

けして「5分しか遊べなくて、ガッカリした」などという言葉はかけないでください。

6.パパからも

夕飯時など、今日の出来事として児童館の話が出たら、「よかったね。頑張った」と、パパも褒めてください。

ここで「5分しか遊べなかったなんて、情けない奴だなぁ」なんて言われたら、せっかくの勇気に水を差しかねません。事前に根回ししておきましょう。

7.新しい場所に行く時は

新しい場所に行く時は、1からやり直しのつもりで心構して準備しましょう。

児童館では遊べるようになっていたとしても、それはあくまでも同じ場所だからであって、知らない場所はやはり不安なのです。

8.慣れてきたら

「場所見知り」は、子ども自身が「不安」に打ち勝ち、「好奇心」の第一歩を歩むための練習です。

これから成長し、「自らの足で、自らの人生を歩む勇気」を与えるための最初のステップと考え、サポートに徹しましょう。

慣れてきたら、習い事をし、特定の友達を作って活動するのも果的です。

「ぴあ中部版」映画担当を経て上京、その後はテレビ情報誌、不動産雑誌・広告などの編集・ライターを務める。著書に『年収350万円でも家が買える』(2014年・彩図社刊)。また、映画監督としては、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭などで注目され、2002年「異形ノ恋」(出演・西川方啓、木下ほうか、寺田農)でデビュー。