見どころ満載! 劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』の魅力
――今回の劇場版の今千秋監督はセーラームーンのファンなんですよね。
皆さんと同じように「美少女戦士セーラームーン」が好きで、セーラームーンの仕事をしている。そういった方たちが集まって出来上がった作品という感じがすごくしますよね。
セーラーおえかき:自分は「美少女戦士セーラームーン」のアニメの中では只野和子さん(キャラクターデザイン)の画がやっぱり一番好きなんです。
今回の劇場版でもキャラクターデザインを担当されているんですけど、当時の雰囲気も残しつつ、武内直子先生の原作感もありつつ、今風にアレンジされている。
特にギャグシーンなんかは「武内先生の絵だ!」と思ったりして、本当にエモい! 一つひとつのシーンに原作リスペクトを感じるのもいいですよね。
セーラーゴマちゃん:あとセーラーサターンの変身シーンね!
セーラーマカロン:放映当時のアニメでは観られなかったセーラーサターンの変身シーンがようやく公開! よかった~! やっと浄化されました(笑)。
セーラーおえかき:セーラー戦士たちの変身シーンって、そんなに長くないのに、それぞれの戦士の個性がギュッと短く濃縮されているのがすごくいいですよね。
最新のアニメーションで90年代と一緒なわけではないのですが、昔の記憶がまんまよみがえってきます。
セーラーゴマちゃん:「美少女戦士セーラームーン」は昔から私服がすごく可愛くて。
劇場版の私服も原作ママなんですけど、今観ても当時のものは「レトロおしゃれ」みたいな感じで可愛い!
今ファッションの仕事をしているから、余計に服に着目しちゃうけどみんなすごくおしゃれだなーって思います。
せつなさん(スーパーセーラープルート/冥王せつな)はひとりだけすごい恰好してなかった? 「おはよう」とか普通に言ってるけどすごい恰好しているなって(笑)。
はるかさんのワンピースもおしゃれだったし、うさぎちゃんもスカーフを巻いていたり。
中高生でなかなかあんなおしゃれな子はいない。特に今回変身が解けて私服になるシーンが多いからそこも見どころ。
セーラーマカロン:今回の劇場版の私服は漫画をベースにアレンジしている感じでしたね。
カンディミオン:レイちゃんがやっぱりめっちゃ可愛い(笑)。
楽曲にも注目!ファンを楽しませるための工夫がいっぱい
セーラーおえかき:エンディング曲の「らしくいきましょ」はエモエモのエモでしたね。
セーラーマカロン:最後まで席を立たずに観てもらいたいですよね。
セーラーおえかき:ANZAさん(ミュージカル版『美少女戦士セーラームーン』セーラームーン/月野うさぎ役)が歌ってくれているのが、当時のファンを考えてくれてますよね。
セーラーマカロン:ANZAさんって(ファンにとって)セーラームーンそのもので、(ANZAさんご自身も)今でも「セーラームーン」が大好きなんですよね。
全然声もお変わりなく。「らしくいきましょ」を聞くだけでもチケットの元がとれるくらいの価値があります。
セーラーおえかき:劇中歌もすごくよかったですよね。エターナルセーラームーンが決め台詞を言うときに三石琴乃さんがソロで歌っていて、すごく考えられているなって。
セーラーマカロン:今回のエンディングの「月色Chainon」も、「Moon Revenge」(1993年に公開された劇場版『美少女戦士セーラームーンR』の主題歌)を感じられるようなところがありますよね。
作曲をされた小坂明子先生が、昔からセーラームーンを好きだった人のことを思って書いてくれたんじゃないかな、と思いました。
あ!それから、今作品では、10戦士のドレス姿が観られます! 90年代アニメ版では絶対に観ることができない映像。
今の技術で丁寧に描かれた10戦士のドレスシーンを観るだけでも映画館に足を運ぶ価値があると思います!
ファンならば絶対に楽しめる作品、劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』。ぜひとも巨大スクリーンでキラキラと輝くセーラー戦士たちを見届けてほしい。