年が明け、2021年がやってきた。昨年は『鬼滅の刃』が驚異的なヒットを飛ばす一方で、『今日から俺は!!劇場版』や『コンフィデンスマンJP プリンセス編』『事故物件 恐い間取り』なども多くの観客の支持を集めた。
今年も数多くの日本映画、アニメーション映画が待機しており、劇場をわかせることになりそうだ。
注目作は『るろうに剣心』や『シン・ウルトラマン』etc.
今年最大の注目作は、昨年から延期になったものの、ついに公開になる『るろうに剣心 最終章』だ。
2012年にスタートした実写映画版シリーズは、アクロバティックなアクションと、激動の時代に翻弄される人々のドラマを緊迫のあるタッチで描いて大ヒットを記録。
本作では主演・佐藤健、監督・大友啓史のコンビがついにその終わりを描く。
最終章は二部作で、最後の戦いを描く“The Final”が4月23日に、剣心の頬に刻まれ得た十字傷の謎に迫る“The Bigining”が6月4日に公開。前作以上のアクションとドラマに期待したい。
そして今年、映画ファンが最も“どんな作品になるのか期待を寄せている”作品は、初夏公開の『シン・ウルトラマン』ではないだろうか。
2016年に公開された『シン・ゴジラ』は日本が世界に誇る稀代の怪獣をまったく新しい解釈とドラマで描き大ヒットしたが、本作は『シン・ゴジラ』の製作陣が参加し、歴史に残る空想特撮シリーズを新たな視点で描くという。
企画と脚本を庵野秀明、監督を樋口真嗣が務め、 斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊らが出演する。
オリジナルの『ウルトラマン』ではM78星雲からやってきた正義の使者ウルトラマンが地球の科学特捜隊と怪獣の脅威に立ち向かう姿が描かれたが、本作のウルトラマンはどこからやってきたのか?
そもそも今回のウルトラマンは正義の味方なのか?『シン・ゴジラ』同様、観客をアッと驚かせる展開が待っている可能性は高い。
ほかにも、岡田准一主演の『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』や、綾野剛が鬼才・山本英夫の傑作コミックに挑む『ホムンクルス』、松村北斗(SixTONES)と森七菜が主演を務める『ライアー×ライアー』など人気コミックの映画化作品や、ロバート・A・ハインラインの名作SF小説を日本で映画化する『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』、島本理生の直木賞受賞小説を北川景子、中村倫也らをキャストに迎えて映画化する『ファースト・ラヴ』、木村拓哉が主演を務めて大ヒットを記録した『マスカレード・ホテル』の待望の続編『マスカレード・ナイト』、人気ドラマが放送開始から20年を経てついにスクリーンに登場する『科捜研の女 -劇場版-』など話題作も続々と待機中。
さらに名匠・山田洋次監督の最新作『キネマの神様』、司馬遼太郎の名著を役所広司主演で描く『峠 最後のサムライ』、同じく司馬遼太郎の人気小説を壮大なスケールで映画化した『燃えよ剣』など、映画館でじっくりと観たい作品も公開を予定している。