コロナ禍での思いを語る

『lol-エルオーエル-5th ANNIVERSARY LIVE 2020』 撮影:上飯坂一

デビュー当時は14歳だったmocaはファンへはもちろんのこと、メンバーや両親への感謝も伝えた。

「当時は右も左も分からず、とにかくみんなの足をひっぱらないようについていくことで必死だったな、というのをすごく覚えていて。中学生で親元を離れて、夢を追いかけるために上京をして背中を押してくれた両親に本当に感謝していますし、中学、高校、そして大学と両立できているのも一番近くにいるメンバーのおかげだと思っています。

私の青春はまるまるlolとあってみなさんと共に過ごしてきた時間も本当にこの先もずっと誇りに思えるようなものなんだろうな、というのを感じています」

また、honokaはデビュー当時に感じていた不安を口にした。

「lolに入るまではダンスしかやっていなかったのでlolに入ることが決まったのをきっかけにラップと歌を始めました。本当にデビュー当時は不安だらけで、私なんかが歌っていいのかな、とかこの声もコンプレックスで不安な日々を過ごしていたんですけど、たくさんライブを重ねていく中でステージから見るみんなの笑顔、SNSや握手会でくれるメッセージに救われたし、支えられてここまでやってこられたな、と思っています。

今日、自信をもってこのステージに立てたのはみんなが支えてくれたおかけだと思いますので本当に心から感謝の気持ちを伝えたいです」と気持ちを伝えた。

『lol-エルオーエル-5th ANNIVERSARY LIVE 2020』 撮影:上飯坂一

また、この1年の間に感じていた感情を吐露したのは佐藤。

「2回ライブが中止になっていたし始まるまでは本当にライブができるかどうか不安でした。お客さんが来てくれるのかな、って。去年1年間はずっと何をしたらいいか分からなかったし、何をするために俺はここにいるんだろうと本当にたくさん悩んだこともありました。

本当に人前に立って大丈夫なのかな、パフォーマンスできるのかな、みんなの前で輝けるのかな、っていろんな不安があったんですけど、今日ライブしてみて、やっぱり音楽が好きだし、みんなといい景色を見ていきたいな、という想いがどんどん強くなっていきました。前だけを見て、ひとつひとつ目標をクリアして、武道館、まずみなさんと一緒に見たいなと思っています」と明るい表情を見せた。

hibikiもこれまでの不安を打ち明けつつも、「(どんなきっかけ、形であっても)応援してもらっている気持ちがすごくすごく嬉しくて、それが当たり前のことだと思っていない。

今日までもステージに立ちたくない、ひとりぼっちに感じて寂しく感じたこともあって、そんなときに自分が自分でいられたのも、lolでいられたのもファンのみんながいてくれたおかげ。こうやっていまみんなが言ったみたいに武道館に行きたい、とか未来の夢を語れるのも応援してくれるみんながいてくれるおかげ。

だから、みんなに恩返しができるように、みんながlolを応援してる!って自慢できるようにがんばっていきたいし、これからもずっとずっと一緒にいてくれたら嬉しいです」と一言一言思いを込めるようにして語りかけた。

『lol-エルオーエル-5th ANNIVERSARY LIVE 2020』 撮影:上飯坂一

そんなhibikiの曲紹介で始まったのは『ワスレナイ』。5年間の不安や迷い、時に感じた孤独を乗り越えて、これからの未来をファンに約束するような、そんな想いが込められているように感じた。

ライブを締めくくったのは『gimme gimme』。明るく『ずっと笑っていようよ』と歌うlolの姿に、自然と会場にもあたたかな空気が満ちていく。

ライブ終了後には春から6作品連続リリースをすることが発表された。

5年という時間を経て悩みながらも大きな成長を遂げたことを今回のライブで見せてくれたlol。これからlolがどのような未来へと連れて行ってくれるのか、期待は高まるばかりだ。

『lol-エルオーエル-5th ANNIVERSARY LIVE 2020』 撮影:上飯坂一

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大阪府出身。大学卒業後、フリーランスのライターとして執筆活動を開始。ゲームシナリオのほか、インタビュー、エッセイ、コラム記事などを執筆。たれ耳のうさぎと暮らしている。ライブと本があったら生きていける。