少女マンガ誌「マーガレット」(集英社)の名作をオンライン動画配信サービス・Huluが連続ドラマ化&独占配信するシリーズ『マーガレットLove Stories』が今年2月からスタートした。
2/12(金)から配信の第1弾の作品は累計発行部数350万部超えを記録した『マイルノビッチ』(佐藤ざくり著)。恋愛経験ゼロの地味な女の子・木下まいるが、凄腕のメイク術を持つイケメン男子・熊田天佑のプロデュースでかわいく変身していくラブコメディだ。
『マイルノビッチ』の主題歌を担当するのは、本作がドラマ初主題歌となる男女ツインボーカル3ピースバンド・ヤバイTシャツ屋さん(通称:ヤバT)。
本作のために書き下ろした『Bluetooth Love』は、まいると天佑のすれ違う恋を「Bluetooth」の繋がりづらさに例えた、ヤバT節炸裂のアップチューンとなっている。
そんな『マイルノビッチ』と『Bluetooth Love』の魅力をヤバTのこやまたくや(G, Vo)、しばたありぽぽ(B, Vo)、もりもりもと(Dr, Cho)にインタビュー!
さらに、ヤバTのすれ違いエピソードも……!?インタビューでも炸裂するヤバT節をお楽しみください。
『マイルノビッチ』のすれ違う恋を「Bluetooth」に例えた新曲
――初のドラマ主題歌となった『マイルノビッチ』ですが、原作はご存知でしたか?
こやま お話をいただいてから読みました。かわいくなりたいなと思いましたね。
しばた 少女漫画をそんなに読まないのでちょっと気合入れて読み始めたんですけど、気づいたら読み終わっていました。まだこんなに続くんや……みたいな感じじゃなくて、気づいたら最終巻になっていましたね。
もりもと 少女漫画って男性はなかなか手に取りづらいじゃないですか。お話しをいただいて初めて読んだんですけど、普通に面白くて。男性もすごく楽しめるお話だし、じゃあ実写化したらもっと面白い作品になるんじゃないかとワクワクしていました。
――ドラマ主題歌書き下ろしのお話をいただいたときはどういう心境でしたか?
こやま やらせてもらうのはすごくありがたいんですけど、やっぱり真面目にラブソングが歌えないんで、ちょっと心配というか。いかにラブソングっぽく聴かせられるかをいろいろ考えました。
でも、ふざけてラブソングを歌うのは得意やと思っていて。『かわE』って曲もふざけたラブソングやったし、そこで味を占めていたこともあったので、結果的に今回もバッチリできたと思います。
――主題歌『Bluetooth Love』の「Bluetooth」というアイデアは原作を読まれてパッと出てきたんですか?
こやま すぐ思いついたというか、もともと『無線LANばり便利』や『Universal Serial Bus』(USB)という曲をつくっていたくらいなので、パソコン周辺機器を歌にするのはすごく好きで。いつか「Bluetooth」も歌にしたいってなんとなく思っていたんです。
そんな中で「Bluetooth」と「恋愛」って似ているなと気づいたので、今回パソコン周辺機器3部作の3番目としてやらせていただいたところはありますね。
――『マイルノビッチ』でなかなか結ばれない主人公・まいると天佑の恋愛を「Bluetooth」の繋がりづらさに例えるという。さすが、お上手です。
こやま 自分でも上手いこと言えたなって思いました。僕らはラブコメを得意としているので良かったです。
しばた ね。『マイルノビッチ』の物語自体、コメディ要素が強くてそこまで恋愛!という感じじゃないから、ヤバイTシャツ屋さんの感じにも合っていてよかった。『Bluetooth Love』はヤバイTシャツ屋さんらしい恋愛ソングやなって思いましたね。
もりもと 僕らの楽曲と『マイルノビッチ』は相性がいいですよね。『Bluetooth Love』はドラマにもバッチリハマるし、僕ららしさしかない曲に仕上がったので。
もちろん僕らのファンのみなさんも絶対に気に入ってくれる曲になったし、ドラマで僕らを知ってくれる人が増えるんじゃないかなと期待もあります。
――ライブでめっちゃ盛り上がりそうな曲だなと思いました。
しばた 今は難しいかもしれないけど、歌える世の中やったら「フー!」とか言えるし。
こやま そうやんな。楽しいと思いますよ、これは。
もりもと 盛り上がる要素しかないな。