『テニスの王子様』共演を経て築いた家族のような関係

左から、大平峻也、和田琢磨 撮影/杉映貴子

ーー『サザエさん』は誰もが知っている作品ですが、改めてどういうところが魅力だと思いますか?

和田 その瞬間ごとで誰かを中心に回っている。必ずしも波平さんがずっと主軸でかき乱しているわけでもないし、時にカツオ君がかき乱したり、タラちゃんがうまくいかないことがあって、それをみんなで励ましたり。一人ひとりが目立つ瞬間がすごくリアルなので、自分の日常生活で重ねられる瞬間が多いんじゃないですかね。

大平 大きな事件が起きないところがすごく魅力的だなと思っています。アニメの『サザエさん』で印象に残っているエピソードがありますかというと、多分そんなに思い浮かぶ人はいないと思うんですよ。でも『サザエさん』って温かい家族の物語だよねって思われる。

さっきたっくんも言いましたけど、タラちゃんに何かあった時に家族一丸となって考えるみたいな温かさを感じます。自分たちの家族と重なるところがあって、そういうところでも共感性が高くて、長きにわたって愛されるんじゃないかなと思います。

和田琢磨 撮影/杉映貴子

ーーお互いの印象を伺いたいです。

和田 年1回は『テニスの王子様』の青学のチームで集まるようにしていて。「サンキュー会」と言って、3月9日近辺に日頃の感謝を......というと真面目な軍団に思われるんですけど(笑)、集まる理由づけをして集まっているんです。

かれこれ10年ぐらい経ちますけど、その場に行ってみんなと会うと、不思議と当時の雰囲気に戻りますね。それこそ『サザエさん』の家族じゃないですけど、一人ひとり役割があって。

よくみんなで喋っているのは、別に俳優をやめても、例えばタクシーの運転手になっていようが、沖縄でサトウキビを作っていようが、こうやって集まれる関係性でいるのが理想だねと話しているぐらい。別に仕事がどうとか、気にしていないです(笑)。......でも、(大平さんは)活躍しているよね。

大平 僕は追いつかなきゃと思っています。たっくんは何しているかなとか、他のテニミュのメンバーが何しているかなと、仕事に関しては意識をしていました。それは今も。

たっくんと言えば、僕が『テニスの王子様』に出演させていただいた時、彼らはレギュラー陣で、僕はレギュラーではなく、一年生でみんなを応援する立場の役だったんですね。同じ学校だけど楽屋が別々になってしまって、疎外感を感じたことがあったんです。

それを相談したら、たっくんが真っ先に制作さんに意見を言ってくれて。「彼らも青学という学校の同じメンバーだから、一緒の楽屋でやらせてほしい」みたいな。それが僕にはすごく刺さった。部長がたっくんだったからこそ、今になってもお互い会いたいなと思える家族みたいな関係になれたんじゃないかなと思っています。

ーーいい話......!

和田 自分もずっと目立つ役ばかりじゃなかったから、悔しさももちろん知っているし、主役の人が一番偉いかと言ったらそうじゃないと思っていた。(『テニスの王子様』は)学生の群像物だから、部活みたいに仲良くなれたらいいなと思っていたんですよ。

彼らは当時現役の中高生だったけど、僕はその青春期は終えていたので、こういう部活動だったらいいな、そういう雰囲気だったらいいなというので提案させてもらっただけです。

大平峻也 撮影/杉映貴子

ーー最後に一言、お願いします!

大平 前回とは一部キャスト変更しましたが、だからといって家族が崩れることなく、また少し形が変わったサザエさん一家として、楽しんでもらえると思います。(藤原)紀香さんを筆頭に、そういう座組みになっていくと思います。

老若男女、色々な方が見てくださると思いますが、この作品を観た後は、「家族に会いたいな」とか「実家に久々帰ってみようかな」とか感じてもらえるはず。心温まる作品になると思うので、楽しみにしていただきたいです。ぜひお越しください!

和田 『サザエさん』の世界観の素晴らしさはみなさん知っていらっしゃると思うので、それプラス舞台ならではの、その場その場で生まれるエネルギーみたいなものを感じとっていただきたいです。

僕自身は素晴らしい先輩方とご一緒できるので、胸を借りるつもりで稽古から頑張っていきたいと思います。カツオという役は磯野家の中でもムードメーカーで、その場を動かす役割だと思っているので、磯野家を引っ張れるように頑張っていきたいと思います!

公演情報

舞台『サザエさん』
<東京公演>
2022年1月29日(土)~2月13日(日)
明治座
<大阪公演>
2022年2月22日(火)~2月27日(日)
新歌舞伎上
<福岡公演>
2022年3月3日(木)~3月6日(日)
博多座

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