久しぶりの共演は刺激を受けることばかりだった

撮影/奥田耕平

――藤原さんと高野さん、おふたりが高校の同級生だというお話をお聞きしたのですが……。

高野 はい、そうなんですよ。

――高校時代からのお友達?

高野・藤原 そうです。

――声が揃った(笑)。今回共演されていかがですか? 前にも共演されたことあるんですよね。

高野 前に共演したのは5、6年前ぐらいか。

藤原 うん、舞台で共演して。

高野 そのときもびっくりしたけど、2回目もびっくりしたね。

藤原 やっぱり何か縁があるんだなって。

――しかもホストで同僚という。

藤原 実際と近い関係性なので、やりやすかったですね。

撮影/奥田耕平

――現場で何か演技の話とかされたりするんですか?

高野 うーん、何の話したっけ……。

藤原 演技の話はしてないよね。

高野 そうは言ってもあんまり会っていなかったので。久しぶりだったよね。たぶん、3年ぶりとか……。

藤原 うん、それぐらいかな。

高野 共演した後も、2~3回飲みに行ったぐらい?

藤原 だから、普通に「最近なにやってるの?」って。TwitterやInstagramではどんな活動をしているか見て知っているんですけど、気づいたら歌って、ホールツアーやってて。ソロで活動していたのも驚きだったので、いろいろと話を聞いたりとか。

高野 確かに(笑)。近況報告をしあって、今度飲みにいこうね、みたいなことを話していたよね。

――高校のときはどんな感じだったんですか?

高野 樹の第一印象はやっぱり高嶺の花。

藤原 いや……(少し照れくさそう)。

高野 本当に輝いてて。すでに東京に通ってたし。

藤原 そうだね。高2のときに上京しちゃって、あまり学校行けなかったんですけど、洸もあんまり来てなかったよね。僕が行っても洸がいないときもあったし。

高野 そうそう。平日に1、2回会うぐらいだよね。

藤原 同じクラスだったんですけど、5、6人のグループでずっと行動してて。

――あっ、クラスメイト、とかだけではなく、同じグループだったんですね。華やかな……!

高野 そんなことないよね(笑)。うどんとか食べてたよね、学食で。

藤原 食べてたね(笑)。

撮影/奥田耕平

――今回一緒にお仕事されて、お互いの仕事ぶりを見て刺激になったところはありますか?

高野 お芝居はもちろん刺激を受けましたけど……。いろいろミュージックビデオも撮り慣れているからか、無意識にめちゃくちゃかっこいいところを撮られる振舞いができているのかな、と思いました。見習いたいけど、なかなか難しいですね。

藤原 自分もMV撮ってるじゃん(笑)。

高野 いやいやいや(笑)。僕が映らないシーンでも、モニターで見てて「かっけぇ……」って思わず独り言を言っちゃう。

藤原 いや、洸もすごくかっこいいですよ。最初、楓役を誰がやるか知らなかったんですけど、洸だって聞いたときは、「わ、まんまだな」「ハマってるな」と思いました。見た目もそうですけど、楓を演じる洸をすぐに想像することができました。

洸が出ている作品を僕もいくつか見ていたこともあったからかな。 前に舞台で共演してから期間はあきましたけど、またこうやって一緒に芝居ができて、刺激を受けることばかりでしたね。