周囲の反応は?

©2024「先生の白い嘘」製作委員会 ©鳥飼茜/講談社

――本作に対してHiHi Jetsのメンバーはどのような反応をしてくれましたか。

撮影が2年前で、僕は富山にいたので、メンバーに「こういうことがあって」みたいに話すこともできていなかったから、今のところ反応はないです(笑)。けど、これから観てもらってどう感じてもらえるかは楽しみです。みんなのほうが俳優としては先輩になるので、どんな見方をしてくれるのかな?と。

――予告編が公開されて、周囲から反応はありましたか。

「映画おめでとう!」みたいな連絡はいただきました。佐藤龍我くん、(岩﨑)大昇や後輩からも来ました。ただ撮影が2年前だったから、撮影後に事務所に入所した人とかもいて、「いつ撮ってたんですか? いつ髪の毛黒くしていたんですか?」とかって言われたり(笑)。

あとは、お世話になったスタッフさんとかからも連絡をもらいましたし、親からは「そう言えば、まだ公開してなかったんだ」って言われました。

――予告だけでもとても引き込まれるので、皆さん、公開を楽しみにしていると思います。

僕自身、撮影中は自分が関わっているシーンしか見ていないから、試写で一つの作品としてつながったものを観たとき、全然違う印象になるんだなって思いました。すごく面白かったです。

撮影から期間が空いていたこともあって、「ここはこうだったな」とか、思い出すこともありつつ、新鮮に楽しめました。そこは三木監督のすごいところなのかなと思います。

性の加虐性や、トラブルを扱っている作品ではあるけど、そこだけをひたすら2時間かけて描いているわけではなく、もっと幅広い人間の様相を描いていて。性的なことだけではない女性観とか、友人との関係とか、早藤と美奈子の恋人関係とか、みんなが目をそらしたくなるようなことに斬り込んでいました。

観終わったあとはすごく感動して。主題歌のyamaさんの「独白」もすごく素敵だったし。「面白い」と表現していいことなのかは迷いますけど、とてもいいものを観させていただいたなという気持ちになりました。