ホルモンバランスの乱れがむくみの原因!

自律神経は、分泌されるホルモンに反応して交感神経が活発になったり副交感神経が活発になったりします。そのため、ホルモンバランスがそのまま自律神経のバランスに影響するのです。

そのためホルモンバランスが乱れやすい、生理前や睡眠不足状態が続いた時には、リンパの流れも良くないので、むくみやすくなります。

また、間違ったダイエットや偏った食事で体内細胞が栄養不足や飢餓状態になってしまうと、自律神経も神経細胞から形成されていますので、栄養不足でそのバランスを維持できなくなります。それ以前に、ホルモン分泌も正常に行われなくなりますので、余計に自律神経のバランスも狂いがちです。

つまり、栄養バランスを考えた食事を規則正しくとって、体内細胞を元気にしていないと自律神経が乱れてむくみにつながるということですね。

水分の摂りすぎもむくみの原因!

リンパ液の6割~7割は水分です。人の身体には水分は重要ですが、排泄が間に合わないほどの水分摂取は、リンパ管の自動運動機能を上回るほどリンパ液を増やし、むくみの原因となります。

また、体内に水分を増やしてしまうのは、水を飲むばかりではなく、細胞自身が水分を排出することもあります。たとえば、血液濃度が高くなりすぎると、脳が生命の危機と判断して、大慌てでやりすぎてしまうのです。脳は非常に心配症なのです。

脳は、各細胞に水分排出命令を出し、血液を薄めようとするのです。一斉にダムの放水をしてしまうようなものです。その結果、一気に増加した余分な水分が一気にリンパ管に流れ込むわけです。

また、お酒等のアルコールの摂りすぎにも気をつけましょう。アルコールは、過剰な利尿作用で脱水症状になりやすくなります。またもや脳が慌ててダム放水命令を出すのでむくんでしまいます。

血液濃度や体内の水分割合、栄養不足には、脳は非常に敏感です。過度な対処を行うとむくみや肥満に直結しますので気をつけましょう。

リンパの流れのメカニズム、ご理解いただけたでしょうか?
リンパの仕組みを理解して、身体が求めていることをやってあげるだけで、むくみが解消し、見た目だけでもすっきりします。リンパの流れが良くなると、代謝がよくなって、自然と痩せ体質になっていくのです。

こんなふうに身体のメカニズムを理解して、身体に優しい生活を心がけると、身体スッキリ、気分もスッキリ!
毎日の生活も楽しくなるかもしれませんね。

心理カウンセラー・インテリアコーディネーター・社労士・旧司法試験合格といった多彩な資格を持ち、これらの資格と経験を活かして社労士事務所を経営していましたが、夫の転勤を機に事務所を廃業しました。現在は、資格を活かしたライターのお仕事を細々とさせて頂き、心理学系・医療系を中心としたコラムを書き始めて5年目を迎えています。