「まもちゃんは“スーパーヒーロー”を成立させられる人」
ーー神谷さん、宮野さん、お互いが演じるキャラクターへの印象についてはいかがでしょう。まずは神谷さんから見た、宮野さん演じるガンマ2号についてお聞かせください。
神谷 「スーパーヒーロー」です。その一言に尽きます。
宮野 角2本あるしね。
神谷 角2本あるし。
宮野 あははは!
神谷 要するに、まもちゃんには説得力がある。「自分はスーパーヒーローなんだ!」と声高々に言ってしまうと、ほとんどの場合は滑るんですよ。だけど僕含め、みんなまもちゃんのことが大好きじゃないですか。そんな魅力あふれる人が声高々に言うと「スーパーヒーロー」を成立させてしまう。そんな力を持っているのは、とてもすごいことなんです。
宮野 前にある作品で「宮野だから成立する」と言っていただいたことがあって。また言ってもらえてうれしいです。
神谷 まもちゃんは特別な役者さんなのだと思います。まもちゃんが「スーパーヒーローなんだ!」と言えば、だよね!スーパーヒーローだもんね!ってなってしまう。
宮野 むかし、「銀河美少年!」(※アニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト』)って言っていたこともありまして……(笑)。
神谷 ね! どうかしているよね(笑)。
宮野 はははは(笑)。
神谷 でも、まもちゃんなら言いそうだもん(笑)。普通なら成立させられないことを成立させる力を持っている。2号もそういう人ですね。
ーー宮野さんから見た、神谷さん演じるガンマ1号についてはどうでしょう?
宮野 それこそ、2号が成立するのは1号がいてこそだと思っています。1号がいるからミッションをこなしていけるし、神谷さんだから僕も存分に甘えようと思えるんですよ。
今作のアフレコは僕が先の収録で、神谷さんの声がまだ入っていなくて。アドリブを入れなければいけないシーンがあったのですが、神谷さん相手なら絶対に大丈夫だろう!と思いきりやりました(笑)。
神谷 そう言ってもらえるのはありがたいですよね。
宮野 ずっと一緒にやってきたし、「まもちゃんだから」と言ってくれるのが分かっていたから。変な言い方かもしれませんが、神谷さんなら僕の尻を拭ってくれるので(笑)。僕の演じる2号を成立させてくれる安心感がすごくあったから、僕も思い切り2号を演じることができました。