「青春だな~」って、思いました

撮影/稲澤朝博

――ちなみに、現場ではお互いになんと呼び合っていたのですか。

井之脇:僕は「川西くん」って呼んでた気がする。

川西:僕は柳くんを「陸さん」って呼んでた。でも海くんを「航太郎」とは呼んでなかった(笑)。

柳:劇中でも(清澄は)「航太郎」って呼ばないよね。「陸さん」は何度か呼ぶけど。

川西:そうなんですよ。1回も呼ばないので。

井之脇:1回も呼ばれてない……。

川西:ちょっと寂しいみたいな(笑)。

©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会

――(笑)。3人で一緒に撮影をしていて印象に残っている場面は?

川西:ポスターとかにも使われている4人(清澄、潮、航太郎、陸)で坂を歩くシーン。「青春だな~」って、思いました。

井之脇:うん。

川西:実際に他愛もない話をしながら撮影をしていたので。今でも情景がすぐに思い出せます。

柳:(撮影期間の)後半のほうだったよね。

川西:確か、野球の話をしていて。

柳:そうだそうだ。俺が投げ方を見てもらって。

川西:柳くんの投げ方を見て「今の何点?」「何キロくらい出てた?」とか言って。

井之脇:やってたね(笑)。

柳:2人とも野球が好きで、僕は大谷翔平がメジャーに行ったからハマったみたいなにわかで(笑)。だから「ピッチャーって投げたあと、踏み込んだほうがいいんでしょう?」とか、そういう話をしていました。

撮影/稲澤朝博

――3人とも最初から打ち解けられたのですか。

柳:それが、みんなそんなに口数が多くないっていう(笑)。

川西:確かにそうですね(笑)。正直、僕はお二人に会う時、めちゃめちゃ緊張していました。

井之脇:そうなの? 僕のイメージでは結構話しかけてくれた感じで。

柳:うん。人見知りのイメージはない。

川西:頑張りました(笑)。

――そこは座長として意識するところもあったのですか。

川西:それもありましたけど、純粋にお話をしてみたいという気持ちが強かったです。