【小湊鉄道線】駅構内に、大人気の「足湯」を発見!

「おかげで鉄分はおなかいっぱい」という女子が、「ちょっと足湯にでも浸かりたいなー」というので、こんどは養老渓谷へクルマを走らせる。

 

五井機関区にはかつて活躍した蒸気機関車たちが展示されていて、見学も可能

と、ちょっと待った! 小湊鉄道線の起点である五井には「五井機関区」と呼ばれる車両基地があり、開業時に活躍した蒸気機関車(SL)が展示されている。

許可を得れば見学できるってことで、「失礼しま~す」と係の人に挨拶して潜入。間近で見る機関車は迫力満点だ。

●五井駅
住所:千葉県市原市五井中央東1-1-2
TEL:0436-21-6773

 

 

市原湖畔美術館に立ち、ひと休み

さて、再び車で移動。途中、「車窓が山ばっかりだったから、きらきらする水面も見たいでしょ」という鉄男の計らいで、高滝湖のほとりにある市原湖畔美術館でひと休み。

 

市原湖畔美術館から高滝湖を望む。その先には圏央道のトラス橋も見える

●市原湖畔美術館
住所:千葉県市原市不入75-1
TEL:0436-98-1525
 

「ワカサギ釣りも、やってみたーい!」という女子のオーダーを振り切り、最初のリクエストである足湯へと向かう。

 

養老渓谷駅で足湯に浸かるために入場券(140円)を購入。「早く浸かりたーい」(女子)

鉄男「はい、着いたよ。足湯に浸かろっか」
女子「えっ!? ここ駅じゃん。養老渓谷駅だけど……」
小湊鉄道線の養老渓谷駅には、なんと、足湯が併設されている。

 

会社のロゴが入った手ぬぐい(100円)を買って、「じゃ、入ろうか!」
小湊鉄道線で地味~に活躍している硬券きっぷ。ICカードなど、ない!

「わーっ! 入ろ入ろ!」というわけで、駅構内にある足湯に浸かっていると、「カンカンカン♪」と踏切の音。

「来た来た来たキターっ」
(ガラガラガラガラガラ………)

 

女子はサイダー、鉄男はカメラ。気動車のディーゼル音をBGMに足湯に浸かる……

身体がじんわり温まる足湯に浸かりながら、ツートンカラーの小湊鉄道200形気動車を眺める。鉄男は気動車にカメラを向け、女子は市原市の名物「梨サイダー」をゴクッ。身も心も「あったかいんだから~♪」となった。

 

市原名物「梨サイダー」で喉を潤しながら、足湯でぽっかぽか

●養老渓谷足湯
住所:千葉県市原市五井中央東1-1-2
TEL:0436-21-6771(小湊鐵道・運輸課)
 

体があたたまると、次は腹が減ってきた。

「この駅の近くにね、『兼龍』っていうラーメン屋さんがあるんだけど、ボリュームもあっておいしいって評判よ」

 

養老渓谷駅の南側にひっそりとある『ラーメン 兼龍』の暖簾をくぐる(ドキドキ)

駅員さんの地元グルメ指南に従い、『ラーメン 兼龍』の暖簾をくぐる。

「えええええ!! デカ!」

 

どんぶりの大きさに注目。デカ盛りに鉄男・女子、同行者も驚愕

小さな集落のなかでひっそりと営む兼龍の店構えからは想像できないほどのボリュームと味に圧倒された。

●ラーメン 兼龍
住所:千葉県市原市朝生原862


お腹いっぱいになって、次は上総中野駅へ。

 

上総中野駅の構内。まるで映画のワンシーンのようだ

上総中野駅は、内房側(東京湾)を結ぶ小湊鉄道線と、外房側(太平洋)を結ぶいすみ線が接続する駅。この駅で、鉄男と女子はこんな“かけ合い”があった。まるで、コントだ。

 

いすみ鉄道線と小湊鉄道線の列車が並ぶ上総中野駅。ふたりのコントが始まる……

女子「えっ!? ワタシ、接続する駅って聞いたから、2社の列車が連結するのかと思ってた!」
鉄男「そんなわけないじゃん! 線路はつながってても、いまは違う会社だから……」
女子「あー、はいはいはい。わかりました、わーかーりーまーしーたー」

●上総中野駅
住所:千葉県夷隅郡大多喜町堀切61
 

千葉には“秘境的ローカル線”や“工場萌え貨物線”など、まだまだ魅力いっぱいの鉄道スポットがある。成田空港では24時間営業のレンタカーもあるので、格安LCCと空港のレンタカーを使えば、全国の鉄男・鉄子たちも、気軽に「千葉の鉄道旅」を楽しめるはずだ。ぜひ千葉エリアの“鉄ドライブ”に出かけてみてはいかがだろうか。

鉄男「こんどはどこに行こうか。京葉臨海鉄道もいいし、流鉄流山線もいいんだけどさ」
女子(……爆睡中)